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胎児期の歯科支援(2009/10/16)  

 最近の研究では、母親の歯周病が、早期未熟児を引き起こすのではないか、と疑われています。母体が歯周病にかかると、歯周病菌の毒素に対応して、炎症性細胞が増加し、プロスタグランジンといわれる物質が産生(さんせい)されます。このプロスタグランジンは、子宮筋を収縮させ、胎児の発育に影響し早産の原因にもなるのではとされています。
 また、妊娠すると、女性ホルンが増加しますが、特定の歯周病細菌は、このホルモンを分解して自らの栄養素を作り出し、ますますその数を増やして、歯周病を悪化させます。  つまり、妊娠中は、胎児に重大な影響を及ぼす歯周病に罹りやすく、悪化しやすいという事になりますので、お子さんを望まれる場合は、出来れば懐妊前や妊娠初期に歯科に受診され、治療や予防処置を受ける事が望ましいのでは…、と考えます。
 歯周病と並ぶもう一つの大きな歯科疾患、むし歯に関しては、歯周病菌と比べて、直接的な胎児への影響については報告されていませんが、生れてからの母親のむし歯は子どもへ移行するとされていますので、歯周病と同じく、徹底的な予防管理と治療が理想です。
 いずれにしても、母体の健康は胎児の健康に直結し、特に普段、見過ごされがちな口腔内の健康状態が、意外にも大きな影響がある事がわかってきましたので、妊娠をされたら産婦人科だけでなく歯科での検診をお勧めいたします。

(情報提供 /群馬県保険医協会)

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