TOP > 歯の健康情報 > 砂糖とむし歯
砂糖とむし歯 (2010/2/12)  

  いまの世の中、砂糖はもっとも安い甘味料として大量に出回っていますが、最近になって健康指向の中で使用を控えたり、砂糖の代わりとして低カロリーや、むし歯になりにくい代替えの糖類の需要が増えつつあります。こうした世の中の流れの中で、砂糖をあたかも健康を害する食品としてとりあげたり、また一方では、脳にとって唯一の栄養素として使用を奨励したり、善か悪かの極論で、食品としての砂糖を判定する情報が見受けられますが、これは困ったものです。こうした情報は、それぞれの関連業界の思惑で流されているものが多く、これらを鵜呑みにするのは危険です。これらの議論は、砂糖が調味料で、食品の脇役であるという事実を忘れ去り、あたかも主食のように大量に使ったり、食べたりすることが前提になっているように思われます。
  本来、砂糖は塩と同じように少量で主食のおいしさを引き出すために使われてきたものなのです。古来、砂糖も塩も人類にとって、生命健康を維持し、食文化を育んできた、もっとも大切な食品です。特に砂糖は、 20 世紀初頭までは、とても貴重なものでした。日々の使用量は限られていましたので、砂糖による健康への影響などとても考えられないことでした。工業、農業、流通が発展するに従い、精製された砂糖が大量に出回った結果、加工食品に多量に使われるようになり、社会全体がその甘さに慣れさせられ、まだ味の分化が未発達な幼児からお年寄りまで、より強い甘さを求め必要以上に砂糖の摂取量を増やしてしまいました。本来の摂取量の何倍もの砂糖をとれば、人体に悪い影響をおよぼすのは当然のことで、悪いのは砂糖ではなく、使用法を誤っている人間にすべての責任があり、砂糖を拒否したり、脳の活力として安易な使用を奨励したりするのは、愚かなことです。確かに砂糖はむし歯の原因になりますが、調味料として正しく使用し、規則正しい生活、食習慣を身につけていれば大丈夫なのです。ちなみに、幼児に必要な一日あたりの砂糖の摂取量は、 40g 以下が適当とされています。

(情報提供 /群馬県保険医協会)

このページに関する問合せは
E-mail:adsystem@mail.wind.ne.jp
URL:http://www.jomo-news.co.jp/jomo-ad/