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新生児・乳児期前半の歯科支援 (2010/4/09)  

  今日は、新生児期や乳児期前半で、保護者の方からの御相談が多い「先天性歯(せんてんせいし)」、「上皮真珠(じょうひしんじゅ)」、「萌出性嚢胞(ほうしゅつせいのうほう)」の三つについて話を進めて行きたいと思います。
  「先天性歯」と言うのは、生れた時や生れて直ぐに生えてくる歯の事で、多くは下の前歯のところに1本か2本見られます。このような歯があると、哺乳の時に邪魔になり、赤ちゃん自身の舌や、お母さんの乳首を傷つけてしまう事がありますので、その時は、歯科医院にて、歯の尖端を丸める必要があります。大抵の場合は、この処置で良くなりますが、更に哺乳に障害がある場合は、歯を抜く事もあります。また、この歯は、乳歯が早く生えすぎたものと、正常な歯と別なものがあり、この場合は、早く抜けてしまう事があります。
  次に「上皮真珠」についてですが、これは胎児期に歯が作られる時に、その元となった上皮と言う組織の残骸が、生れてからも体内に吸収されずに残り、生れたばかりの赤ちゃんの歯ぐきに出てきたものです。「真珠」と呼ばれているように、白い玉が歯ぐきに埋まっているように見え、触ると歯や骨のような硬さを感じます。ぼこぼこと密集している事も多く、一見して大変な病気のように見られますが、これは病気ではなく、何もしなくても歯が生えてくる頃には自然に吸収されてしまいますので、心配いりません。
  最後に「萌出性嚢胞」についてですが、これは乳歯の奥歯が生えてくる頃に見られます。この時期の赤ちゃんは盛んに噛む事をしていますので、奥歯の歯肉(しにく)がその真下にある歯に刺激されて、ちょうど水ぶくれのように腫れる事が良くあり、この状態が「嚢胞」で、歯が生える事が原因と言うことで、「嚢胞」の前に「萌出性」という名称がつけられています。見た目は、大きく膨らんで、その中に血液が混ざることもあり、いかにも重症感がありますが、その原因となった歯が生えればきれいになくなりますので、特別な治療は必要ありません。また、「萌出性嚢胞」が出来たからといって、歯の生え方や出来方に全く影響はありません 。
(情報提供 /群馬県保険医協会)

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