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夜中の歯痛 (2011/6/10)  

 昼間痛かった歯が、仕事などで気がまぎれ我慢できたが、夜になって急に症状が悪化し、痛くてとても困った。むし歯を放置しておくと、こういうことがよく起きます。特に夜は痛み出すと、気になり、多大な不安がつきまといます。しかし、歯の痛みでは救急車も来てくれません。歯科では夜間の救急態勢が整えられていないため、朝まで待って歯科医院を受診するように勧められます。
 夜間、歯が急に痛くなったとき、あせらないで下さい!  歯と歯の痛みの構造を知れば、痛みを軽減することが出来ます。
 まず、歯の構造をお話しましょう。歯の表面の白い部分、これはエナメル質で、約1ミリから2ミリの硬い組織で出来ています。このエナメル質の内部に象牙質という、やや硬さが劣る組織があり、さらにこの内部に痛みを感じる神経組織があります。
 むし歯がエナメル質に限局している場合、痛みは出ません。この状態で歯科医院を受診していれば、急に痛みが出ることはほとんどありませんが、むし歯がこれよりも進行して象牙質に達すると、物が詰まったり、甘いものを食べるとジワッとした違和感や痛み、冷たいものがしみるようになります。
 問題はこの状態を放置し、さらにむし歯が進行し、神経に到達すると、激痛が現れるようになります。
 夜、お風呂に入って体が温まった後や、お酒を飲んで血行が良くなってベットにつくと、歯の位置が心臓と同じ高さになるため、心臓の鼓動とともに脈を打つように、「ズキン、ズキン」と痛みが発現して来ます。この場合、頭を心臓より高くして、態勢を整えると痛みが軽減することに繋がります。そして明らかにむし歯で歯に穴があり、食べた物のカスが詰まっているようなら、鏡で確認しながら、歯ブラシで丁寧につまった物を取り除きます。この時、冷たい水で口をすすぐと痛みを誘発することがありますから、さましたお湯ですすいでみましょう。  すでに冷たいものでは痛みを感じず、かえって温かいもので痛むような場合は、歯の中の神経症状はかなり進んだといえます。この場合は、むし歯で開いた穴をきれいにした後、冷たい氷などを口に含むと痛みが軽くなることがありますから試してみましょう。
 この時期は、神経の炎症が進み、噛むと痛む歯根膜炎への移行が考えれます。
 初期のムシ歯を侮らずに、早めの歯科受診をお勧めします。日頃から定期検診を行い、むし歯が出来ない予防概念を習得されることをお勧めします。
(情報提供 /群馬県保険医協会)

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