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上手な歯磨き剤の使い方(2012/6/8)  

 薬局の口腔衛生用品コーナーへ行くと、どれにするか悩んでしまうくらい、多くの歯磨き剤が並んでいます。TVの宣伝をみると、歯ブラシの毛先の部分にたっぷりと歯磨き剤を取り出し、歯磨きをするCMが流れています。CMの通りに歯磨き剤を使用してみてください。あっという間に口の中が泡だらけになって、うがいをしたくなります。そして、歯磨剤の成分による清涼感があり、歯が磨けているように感じるでしょう。しかしながら、これは錯覚です。  少し前から、「歯磨き剤を使用しないでブラッシングをしましょう」と言われていましたが、この理由の一つに、歯磨き剤の清涼感と実際に磨けているかどうかの違いがあります。  車を洗車するときに洗剤を使用しますが、ただ洗剤をかけただけでは汚れは落とせません。特に頑固な水垢は、よく擦らないと汚れが落ちないでしょう。このよく擦るということが歯磨き時のポイントで、洗車時の洗剤のようにブラッシングの補助的役割を果たすのが、歯磨き剤なのです。  歯の汚れは、水垢のごとく歯の表面に頑固にこびりついています。それを擦るという動作により歯垢を落とすのですが、あまり強い研磨成分が入っていると、歯の表面に傷がついてしまいます。  現在の歯磨き剤の成分は以前より改良されており、研磨剤の成分が控えめだったり、入っていないものあります。  また、様々な種類の歯磨き剤があり、歯周病用、知覚過敏用、虫歯予防用など、またそれらが複合的に配合されているものあります。適切な歯磨き剤の使用により、ブラッシングに歯磨き剤の薬効成分が足され、歯周病や知覚過敏、虫歯の予防にもつながるのです。  歯磨き剤の適切な量とは、歯ブラシの毛先に少量(大人1.5g、小児0.5g程度)つけ、そして毛先を歯に対して45度の角度で小刻みに磨きます(バス法)。最後に少量の水を口に含み、ブクブクうがいをして、2時間くらいは飲食を控えると効果的です。ただし、乳幼児はうがいが上手にできない場合があるので、注意が必要です。  最近多い電動タイプの歯ブラシは、磨く効果が高い分、擦る回数も多いため、専用タイプか研磨剤不使用のタイプをお奨めします。また、リンスタイプの歯磨き剤についても、ブラッシングをしなければ汚れを落とさないでWAXをかけるようなものですので、効果はかなり低いと言わざるを得ません。 歯磨き剤を上手に使う上でのポイントは、
@きちんとしたブラッシングを行うこと
A歯磨き剤の薬効成分による効果を確認する(うがいの量、飲食のタイミングを計る)
B適切な量を使うこと……です。
口の中が泡だらけになり、すぐにうがいをして磨く動作がない、なんてことにならないように注意しましょう。分からないところは、かかりつけの歯科医院へご相談ください。(情報提供 /群馬県保険医協会)

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