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ガムは歯に悪いか(20129/14)  

  かつてガムは、アメと並んでむし歯を作りやすい食品の最右翼とされていました。糖分を含んでいること、形が柔軟に変形すること、そして比較的長時間口の中に留まることがその理由です。柔軟に変形しながら、ブラシの届きにくい奥まったところに糖分を送り込み、しかもその状態が比較的長時間続くとなれば、いかにもむし歯の原因になりそうですね。最近はガムのこの性質を逆手にとって、むし歯予防に役立てようとする方法も普及してきました。コマーシャルでもよく見る「キシリトール」や「リカルデント」といった成分(商品名になっているものもあります)を含んだものがそれです。おさらいをしますが、むし歯は、口の中にいる細菌が糖を分解して酸を生成し、その酸によって歯質が溶かされる病変です。キシリトールは糖アルコールの一種で、細菌の代謝を抑え、唾液中のカルシウムを歯に沈着させる作用があります。もうひとつのリカルデントは、牛乳のタンパク質であるカゼインから作られた成分で、歯質の再石灰化(歯の構成成分を取り込むこと)を促進するといわれています。特にフッ素がある濃度で存在するとこの作用はさらに促進されます。いずれにしても、キシリトールやリカルデントといった成分が期待通りに作用するためには、1日に3〜4回これらを含有したガムやタブレットをかむ必要があります。特にガムの場合、口の中にある時間が長いため、その効果が期待できるという面もありますが、一方でかんでいる間、唾液の分泌が促進されるというメリットが相当大きいように思います。唾液には自浄作用(有害物質や汚れを洗い流す役割)や緩衝作用(刺激物等の作用を和らげる役割)、免疫作用などがありますから、唾液の分泌が促進されるだけでもかなりのむし歯予防効果が期待できます。咀嚼回数を増やすことは口の中の健康にとてもプラスになることです。ただし、食物が常時口の中にある状態=だらだら食いは、最悪ですのでくれぐれも勘違いしないように。

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