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入れ歯の調整(2013/ 05/10)  


 入れ歯の調整についてお話します。入れ歯が合わない、という悩みは、かなり多くの方が訴えておいでです。入れた時には、よかったのに、なぜ入れ歯が合わなくなってしまうのか、を考えてみますと、次のような原因があります。入れ歯の歯の部分は、長時間使用していると、すり減ってきます。とくに咬み合わせの面が、噛むことによって最初にすり減ってきます。そうすると上下の高さがだんだん低くなってきます。そのため、いままで、噛んでいた場所が低くなるために、噛み合わなくなり、無意識のうちに噛みやすい場所を探して噛もうとします。その結果、入れ歯が左右に動き、横にぶれた噛み方になってしまうのです。こうなると粘膜面が擦れて、いわゆる「あたり」が出るようになります。入れ歯が口の中で不安定になって左右に動き、「あたり」がでるたびに、その場所をかばおうとして、ほかの痛くないところを探して噛むようになります。こうして悪循環をくり返すうちに最後にはどこで噛んでも痛むようになるのです。右側か左側の、どちらか一方で片寄った噛み方をしていますと、よく噛む側で、歯がすり減る現象が進み、噛み合わせの面が左右アンバランスになってしまいますが、この状態を長く続けていると、顎の関節や、顔形、姿勢が崩れる、肩が凝るなど、いろんな症状をひき起こしますから注意が必要です。入れ歯の合わなくなる原因がもう一つあります。入れ歯は、解剖学、生理学などの見地から、口の中で顎の粘膜を必要最小限、おおわなければいけない場所が沢山あります。この部分を覆わずに、入れ歯の寸法が小さかったり短かったりしている場合にも、痛みが出ることがあります。このような場合には、噛むたびに顎の土手の粘膜を圧迫して痛みがおきます。靴擦れとよく似た擦り傷や、時には褥創になってしまうこともあります。ですから、面積があまり小さい入れ歯の場合は、粘膜を覆う面を少し広くすると、維持と安定がよくなり噛んだ時に粘膜にめり込まなくなり、痛みを解消できます。口の中の歯のない土手の粘膜は、とてもデリケートな部分です。入れ歯を初めて使用する場合、また風邪などで熱を出した時、ストレスや精神的緊張が続いた時なども、入れ歯と接触する粘膜の面は微妙に変化しますから、吸い付きが悪いと感じたり、噛み合わせに違和感を感ずることがあります。あまり悪くならないうちに、噛み合わせの調整や修理などをしておけば、作った時と同じような、よい状態に戻すこ
とができます。年に一度くらいは、入れ歯の定期的検査をうけましょう。

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