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糖尿病と歯科治療(2015/6/05)  

  糖尿病の方が最も注意しなくてはならない歯科治療は、抜歯など、痛みや出血を伴う処置です。また、糖尿病と深く関係している疾患としては、歯周病がまず第一に挙げられます。これは糖尿病の場合、感染や炎症、そしてストレスに対し抵抗力が低下するためです。
 インスリンは膵臓から分泌されるホルモンで、血糖値をコントロールする働きがありますが、炎症が起こると、このインスリンの作用が阻害され、組織が栄養源である血糖を利用しにくくなります。
 インスリンにより血糖を栄養源として取り入れる組織とは、筋肉、脂肪組織、肝臓、末梢神経、皮膚、大動脈、白血球等です。
 糖尿病では、この傾向がさらに強く出ますから、これらの組織の機能低下が顕著に出るようになります。
 特に肝臓や白血球に障害が起こると、身体の防衛機能が低下しますから、感染しやすくなります。
 糖尿病で、抜歯後に炎症が長引いたり、膿瘍(のうよう)ををくり返し作ったり、感染症である歯周病が進行しやすくなるのはこのためです。
 では、糖尿病に罹患している場合、抜歯ができなかったり、歯周病を治療すること ができないかというと、必ずしもそうではありません。
 要は、血糖値がきちんとコントロールできているかどうかということです。空腹時血糖値が、140mg/dl以下で、高血圧、狭心症等がよくコントロールされ、糖尿病薬を指示通り服用しており、抗生物質を前投与、処置に先立って、前もって投与してあり、食事摂取が不良でなければ、ふつうの歯科治療は問題ないと考えていいでしょう。いずれにしても、心配な時はかかりつけの内科医に相談してみて下さい。
 最近の研究では、歯周病が糖尿病を悪化させる原因となるとの報告もあります。また、糖尿病のコントロールのために生活習慣を見直し、他の疾患の予防につながる、つまり一病息災ということも、またよくあることです。
(情報提供/群馬県保険医協会)

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