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歯と歯のすき間が開いてきた(2015/09/09)  

 中高年になりますと、本来接触しているべき歯と歯の間にすき間ができ、そこに食べ物の繊維などが残り、つま楊枝を使わなくてはいられない、という方が多いのではないでしょうか。
 歯と歯の間にすき間があいてしまう原因には、次の3つのことが考えられます。
 1つは、歯と歯の間の根元の部分に、むし歯ができてきたためです。
 2つ目は、歯周病の中期症状で、歯を支えている歯槽骨(しそうこつ)や歯根膜(しこんまく)が、歯周病菌に犯されてダメージを受け、歯がぐらぐらしてすき間ができてきたためです。
 3つ目は、食後、必ずつま楊枝を使う方です。歯の間の残った食べ物のかすを無理に押し出すような癖があるために起こります。
 以上の3つが、歯と歯のすき間があいてしまう原因かと思います。

 それでは、すき間が開いてしまった場合の対策についてお話ししましょう。歯と歯の間にむし歯ができてしまった場合、前歯の場合はむし歯の部分を削り取って、歯と同じ色の硬い樹脂をきちんとつめて、歯と歯の間にすき間がなくなるように回復します。
 奥歯のむし歯では、むし歯の部分を削り取って型をとり、それをもとにして歯科用の金属でむし歯の部分を埋めるインレーという金属体を作り、その金属をむし歯の部分につめこんで、食物が入り込まないような状態に回復します。
 歯周病が原因で、すき間があいてしまった場合は、歯周病の原因である歯垢(しこう)や歯石(しせき)を除去し、病的な歯肉(しにく)を健常に戻して、歯のすき間が少しでも縮小するように正しいブラッシングを行って貰います。

 もしも、歯と歯のすき間が大きくあいているようなら、場合によっては歯列矯正に準じた処置をし、その後、歯を固定させる処置を行うこともあります。
 また、強い力でつま楊枝を使い、それが原因で歯のすき間があいてしまった方は、意識して楊枝を使うクセを治しましょう。どうしても使わなくてはならない方は、楊枝を使うのをやめていただき、歯と歯の間を無理なく清掃できる糸楊枝やフロス、あるいは歯間ブラシの使用をおすすめします。
 歯の間隔があいてしまう原因の多くは、むし歯や歯周病です。ですから、普段から予防してゆくのが最良だと思います。予防にまさる治療はありませんが、症状がひどい方は早めの治療をおすすめします。

(情報提供/群馬県保険医協会)

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