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顎関節症(2015/11/10)  

 顎関節症は、上あごと下あごをつなぐ関節の病気で、近年増加傾向にあり、口腔外科外来患者の1割を超えるほどになっています。
 顎関節症の主な症状としては、口が開けにくい、額関節に「カクッカクッ」などという雑音がする、顎関節や咀嚼筋、咬む筋肉に痛みがある、といったものです。
 その他、頭痛、肩こり、耳の痛み、耳鳴り、めまいなど、実に様々な症状を伴うことがあります。
 この原因は、歯ぎしり、食いしばりなどの悪習慣、かみ合わせの異常、外傷、筋肉の過度の緊張、精神的ストレスなどが考えられています。
 現在では、MRI、顎関節鏡などの診断方法の進歩により、その病態が解明され、治療法も確立されつつあります。
 では、顎関節症の治療はどのように行われるのでしょうか。代表的な治療法をまとめてみると、@薬物療法、Aスプリント療法、B理学療法、Cかみ合わせの治療、D関節腔洗浄療法、E外科的治療などがあり、これを病態によって選択します。
 例えば、筋肉の痛み、あるいは顎関節の捻挫のような軽症の場合は、消炎鎮痛剤や筋弛緩剤を中心とした薬物療法、マウスピースを入れて、咬みあわせを治療するスプリント療法、筋マッサージ、ストレッチなどの筋機能訓練によって、比較的簡単によくなります。
 しかし、関節に大きな雑音がする、痛くて口が開けられない、といった症状が続くような場合は、顎関節内のクッションの役目をする関節円板の位置を手で整えるマニュプレーションや、関節腔の洗浄療法、関節内への薬物注入などの治療が行われます。さらに、骨に変形がみられ、なかなか痛みの取れない場合は、手術を行うこともあります。

 顎関節症は、顎関節の慢性疾患であり、治療期間は少し長くかかりますが、ほとんどの場合は、手術をしないでかなりよくなります。あまり心配せず、できるだけ早く治療を開始することをお勧めします。

(情報提供/群馬県保険医協会)

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