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乳児期の生活習慣とむし歯(2016/03/03)  

 細菌やウイルス等によって引き起こされる病気を感染症と言い、むし歯もここに含まれます。むし歯の原因となる細菌は、食中毒を起こすO-157のように、体の外から入ってくるのではなく、人の口の中に普段から棲んでいます。
 この原因菌は、直接歯に穴を開けることはありません。穴が開くのは、口に入った食べ物を原因菌に取り込み、強い酸を作り、歯を溶かすからです。そして、砂糖に代表される糖分を多く含んだ食べ物からは、より多くの酸が作られます。
 では、どうしたらこの酸から歯を守ることができるでしょうか。残念ながら、むし歯のワクチンはまだありません。
 大事なのは、日々の生活習慣です。その中で、歯磨き習慣は基本です。食べかす1gの中には、数千万の原因菌が含まれていますので、歯ブラシで汚れを落とすのは、とても大事な習慣です。
 次に食生活習慣の改善です。砂糖の制限と、だらだら食べや寝る直前の飲食を習慣化しないということです。更に、清涼飲料水やイオン飲料水を水の代わりに飲ませないことも重要です。これらの飲み物は、砂糖不使用であっても、酸が強いからです。酸が強いと、砂糖不使用でも歯は溶けてしまいます。ただし、イオン飲料に関しては、高熱や炎天下での脱水症状の改善や予防には、効果が認められています。このような場合を除いて、お子さんには、水か麦茶やほうじ茶を与えるようにして下さい。
 生活習慣を整えることは大事ですが、絶対に歯磨きを忘れない、甘いものは食べさせない、飲ませない、何が何でも正しい習慣、では窮屈で委縮した子育てになってしまいます。たまに遊び疲れて歯磨きをせずに寝てしまう日があっても、時々甘いお菓子や飲み物を食べたり飲んだりしても、普段の生活習慣がしっかりしていれば、簡単にはむし歯になりません。歯を見て心見えず、では本末転倒ですので、おおらかな気持ちをもって、実践して頂きたいと思います。

(情報提供/群馬県保険医協会)

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