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歯周病の予防と治療(2016/06/06)  

 歯周病・歯周疾患は、いわゆる歯槽膿漏です。読んで字のごとく、歯のまわりの病気です。歯を支えているアゴの骨が、だんだん吸収してゆく病気です。アゴの骨と、歯の関係は、ちょうど砂山に棒をたてた状態として現せます。この砂を徐々に取り除いてゆくと、最後には棒が倒れてしまいます。このようにアゴの骨がだんだん吸収して、なくなってゆくと、しまいには歯が抜け落ちてしまいます。これが歯周病です。
 実際には、口の中ではアゴの骨の上にある歯肉粘膜(しにくねんまく)が見えているため、骨の状況はレントゲン撮影や歯周ポケットの深さの測定で確認します。歯周病の症状は、歯がグラグラする、硬いものが噛めない、歯が長く見えるようになった、歯と歯の隙間(すきま)が大きくなった、口臭が気になる、歯肉が腫れる、歯肉から出血する、などが主な症状です。
 歯周病は状態によって、初期、中期、後期にわけられますが、後期になると抜歯も治療の選択の中心になります。むかし「リンゴをかじると歯ぐきから血がでませんか?」というテレビコマーシャルがありましたが、これは歯周病の初期の状態をうまく表現しています。歯周病の初期には、痛みはほとんどありません。
 歯周病の原因は、主に口の中に存在する細菌が原因菌としてあげられます。歯磨き後に歯の周辺の磨きにくいところで細菌が繁殖します。そうすると、その細菌に対抗するため歯肉に血液が集まってきます。こうして、うっ血した状態が続くのでリンゴをかじると出血するようになるのです。
 歯周病の進行を抑えるために食後、早めに歯磨きを行いましょう。そしてこの歯磨きはある程度時間をかけて行いましょう。
 歯周病の中期以降になると、歯垢の中の細菌から形成された歯石が、歯の根についた状態となりますから、歯科医院でプロフェッショナルの歯科衛生士に取り除いてもらうことも大切です。歯ブラシでは完全に汚れが取り除けないこともあるので、現在では音波式歯ブラシが有効であるといわれています。また、その他、歯磨きの補助的な刷掃用具(さっそうようぐ)、糸ようじ、歯間(しかん)ブラシの使用も付け加えた方がよいでしょう。
 まずは適切な歯ブラシの使い方を習得するため、気軽に歯科医院を尋ねてみてください。

(情報提供/群馬県保険医協会)

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