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入れ歯と治療費(2017/01/01)  

 現在の日本において、入れ歯の治療は、健康保険を利用した場合と、保険を利用しない自費診療があり、患者さんは選択することができます。
 入れ歯とは簡単にいうと、折れたり、なくなってしまったりした歯を、修復、または補うための人工の歯ということができます。入れ歯には、現在残っている歯に糊付けしたものや、取り外しのできるものがありますが、今日は取り外しのできる「入れ歯」についてお話しましょう。
 取り外しのできる入れ歯も、まだ歯が残っている状態で作られる局部床義歯(きょくぶしょうぎし)と、もう歯が一本も残っていない状態で作られる総義歯(そうぎし)とに分けられます。
 まず健康保険を利用してひとつ総義歯を作りますと、素材によりますが、だいたい3万円から5万円程度かかります。窓口負担が3割負担の人なら9千円から1万5千円くらいです。
 これが自費診療ですと、歯科医院によって異なりますが、だいたい25万円くらいかかります。この場合、特定療養費として4万円ほど健康保険によって支払われるため、実際には21万円になります。
 局部床義歯の費用は欠損している歯の状態によって異なります。欠損している歯の数が多くなるにつれ費用は高くなります。また入れ歯の支えに残っている歯を利用するため、装置として針金のようなものが使われるために、その数によって費用が変化してきます。局部床義歯を健康保険でいれた場合、合計すると支える針金の数にもよりますが、総義歯と同じくらいといえるでしょう。
 局部床義歯を自費診療で行った場合は、主な特徴として、残っている歯で支える装置の種類が変わってきます。入れ歯を支える針金のかわりに磁石を用いたり、歯にかぶせる冠(かん)そのものが入れ歯を支える装置になったりと、審美的な要素と維持する力が加えられ、作成されるようになります。
 歯科医院により、また、患者さんの状態によってさまざまですが、ひとつの入れ歯でおよそ40万円ほどの費用がかかるようです。最近では、インプラント、人工歯根(じんこうしこん)の適用も増加してきており、歯がなくてもインプラントを用いてから入れ歯を総着することも行われているようです。
 しかし一番望ましいのは自分の歯で噛めることです。入れ歯はどんなに費用をかけても、入れ歯という名の道具であり、自分の歯ではありません。ですから、使い慣れることが必要になります。入れ歯の悩みは歯科医院でよく相談して下さい。

(情報提供/群馬県保険医協会)

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