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こどものむし歯(2017/02/03)  

 ひと昔前、子どもの多くに「みそっ歯」といわれる多発性のむし歯がよくみられました。しかし今では「みそっ歯」の子はほとんどみられなくなりました。これは口腔衛生の考えが広まったことや、家庭で親や祖父母がオヤツに砂糖の多いお菓子やジュースを控え、規則正しい食事を心がけるようになったからだと思います。
 生活の向上に伴い児童の体格は著しく向上しました。しかしその反面、肥満や近視などが増加し、依然としてムシ歯の罹患率も、諸外国に比べて高い傾向にあります。さらに高学年の児童には、歯肉の病気もふえていると指摘されています。これらを予防し、健康を保つため、毎年4月の新学期には歯科の学校検診を行っています。
 6歳から12歳の学童期は、乳歯が永久歯にはえかわる、たいへん重要な時期です。小学校に入学する頃には、乳歯の一番奥に6歳臼歯とよばれる第一大臼歯がはえてきます。これは歯の中でも一番大きく、かむ力も最大で、あとからはえてくる永久歯の中心になる大事な歯です。  歯ならびも左右する大切な歯なのですが、この6歳臼歯がむし歯になる確率は、6歳で3割、7歳で6割、8歳で8割と急増していきます。これはなぜかといえば6歳臼歯が一番奥にあるためで、食べカスが溜まりやすく、しかも歯磨きがしにくいためです。
 ですから、ムシ歯を防ぐには、食後なるべく早いうちに食べカスをていねいに落とすことが重要です。
 また、学童の検診をしていて気になるのは、最近、歯ならびや噛み合わせが悪い児童の多いことです。乳歯が永久歯にはえかわるときに、バランスよくはえかわればいいのですが、それがうまくいかない子が多いようです。
 近頃は、レトルト食品の普及で噛みごたえのある食べ物が減ったことも影響していると思います。やわらかい物ばかり食べていると、噛む力が低下し、アゴの発育も、歯ならびも悪くなってしまいます。家庭での食生活を考えなおしてみてください

(情報提供/群馬県保険医協会)

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