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ドライマウス・口腔乾燥症(2017/06/02)  

 ドライマウスは別名 口腔乾燥症と呼ばれています。ドライマウスは唾液の量が少なくなったり、唾液の性質が変化することで生じます。
 唾液は大切で、多くの役割を果しています。この唾液が減少すると、「口が渇く」「話しにくい」「食べにくい」「舌が痛い」「飲み込みにくい」「味が分からない」「入れ歯があわず痛い」といった様々な症状があらわれます。こうした症状を呼び起こすドライマウスはさまざまな原因で生じますが、原因を3つに大別することができます。
 1つめは「全身性または代謝性のもの」
 2つめは「神経性または薬物性のもの」
 3つめは「唾液腺自体の障害によるもの」です。

 それぞれ説明しましよう。1つめの全身性または代謝性のものは、尿崩症(にょうほうしょう)、糖尿病、腎障害、貧血などが主原因で、唾液腺には異常がないのに、水分が不足して唾液が減少してきます。2つめの神経性のものは、うつ病、ストレスなどの疾患が代表的です。
 薬物性のものは、抗不安薬、抗うつ剤、抗アレルギー剤、降圧剤などの薬剤によるものが多く、唾液分泌に関わる神経が抑制されることが原因です。3つめの唾液腺自体の障害によるものは唾液腺自体が障害を受けると唾液を作れなくなります。その代表的疾患がシェ−グレン症候群です。その他に、放射線治療や加齢的変化による唾液腺障害があります。

 ドライマウスの原因が明らかになり、その治療が可能な場合、例えば、糖尿病や貧血であれば、それに対する治療をします。しかし、放射線照射後、加齢的変化など、その根治的治療が難しい場合は、対症療法しかありません。
 唾液腺は、刺激をすることにより、ある程度働きが良くなります。そのため、食事はよく噛んで食べ、唾液分泌を促進する食品、梅干し、レモン、酢の物などを積極的に摂ることは良いことです。
 内服薬では、塩酸セビメリンが唾液分泌を促進する有効な薬剤ですが、現時点ではシェ−グレン症候群にしか保険適応がありません。スプレ−式の人工唾液やヒアルロン酸入りの湿潤剤、ガムなども効果がありますが、昆布の小片を口に入れてしゃぶる方法はお手軽でお勧めです。

(情報提供/群馬県保険医協会)

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