更新日時: 2012年1月31日(火) AM 07:11
●放射線量を戸別調査 4カ所で除染作業・桐生市
黒保根町内の一般住宅を訪問し、放射線量の測定をする桐生市職員
福島第1原発事故を受け、桐生市は30日、空間放射線量が国の除染目安の毎時0・23マイクロシーベルト以上の区域にある黒保根町の84世帯と3集会所を対象にした戸別調査を始めた。初日は市職員8人が一般住宅4軒で測定。雨どい下の土壌から最大で毎時1・685マイクロシーベルトが計測され、計4カ所で除染作業をした。調査は2月29日まで1日4世帯で実施する。
戸別調査は、市による市内全域の放射線量分布調査で、黒保根地区で除染目安を超える放射線量が計測されたことを受けて実施。国の「汚染状況重点調査地域」に指定されたことから、戸別調査により面的な除染が必要となる地域を確定する。
市職員は各住宅を訪問し、敷地内の2〜5カ所で空間放射線量を測定し、平均値を算出。屋内の居間や窓際でも測った。雨どい下など局所的に放射線量が高いと予測される場所(マイクロホットスポット)6カ所でも測定し、除染目安を超えた場所については、市職員がスコップや、つるはしで表土を?ぎ取って汚染土壌を除去した。土のう袋に詰めた上で、ビニール袋に入れて敷地内に保管した。
市によると、この日の調査では、地上1メートルで毎時0・25〜0・14マイクロシーベルトの放射線量を計測。平均値で除染目安を超えたのは1軒だった。雨どい下の土壌では同1・685〜0・171マイクロシーベルトと高い放射線量も計測されたが、最大値を計測した場所でも除染後は同0・159マイクロシーベルトまで下がった。
自宅の放射線量測定と除染を受けた瀬谷幸子さん(44)は「(放射線は)目に見えないし、体への影響も分からない。除染してもらえたので少し安心できた」と話していた。
市環境政策課は「詳細調査をすることで、面的な除染が必要となるエリアの判断材料にしたい」としている。
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