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群馬県のニュース

将来の鉄道利用大幅減 山間部の高校生7割超が駅まで送迎 

更新日時:2017年3月29日(水) AM 11:00
 20年後の2037年に、群馬県内の鉄道利用者数が現在よりも2割以上減少する見通しであることが28日、県が15~16年度に県民の移動手段を調べたパーソントリップ調査の分析で明らかになった。少子化が進み、通学目的の利用が減ることが要因。鉄道利用者数は県の人口減少率よりも早いスピードで減少し、路線によっては大きく落ち込むと推計された。

 まとめによると、県内の鉄道路線の多くで利用者が20%以上減る見通しで、上信電鉄では半減が見込まれる区間がある。一方でJR高崎線や東武伊勢崎線など、東京方面へ向かう路線は減少率が低く、観光目的の利用が多いわたらせ渓谷鉄道でも減少率が15%を下回る区間があった。

 県南部では鉄道利用者が通勤目的で25%減、通学目的は36%減となる。高齢化が進むため通院目的は5%減にとどまるとみられる。

 県民の自動車への依存度の高さも浮き彫りになった。利根沼田、吾妻地域の高校生は学校への通学に53%が鉄道を利用するが、このうち70%以上が駅まで車で送迎してもらっていた。高校まで車で送迎してもらう生徒も20%おり、南部と比べて割合が高かった。自動車を運転できる65歳以上の75%が移動に車を使い、自動車を使えない高齢者も約半数が車での送迎を受けていた。

 分析結果を踏まえ、県は新年度、都市交通体系に関する新たな計画を策定する方針。県都市計画課は「課題を整理し、解決のための計画作りに取り組みたい」としている。

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