文字サイズを変更する
小
中
大
 

群馬県のニュース

静脈認証で身元特定 前橋市が認知症徘徊対策 

更新日時:2017年1月12日(木) AM 06:00
 群馬県前橋市は11日、認知症などで徘徊はいかいして保護された高齢者に対し、手のひらの静脈の形を認証する技術を使って身元を特定するサービスを4月から試験的に始めると発表した。認知症患者が増える中、こうした取り組みは全国でも珍しいという。

 技術はシステム開発のクライム(高崎市栄町、金井修社長)が提供する。本人や家族の同意に基づいて、あらかじめ静脈の形を専用機器で読み取り、データベースを作っておく。市内で身元が分からない人が保護された場合、市職員や同社社員がデータベースと照合する。

 同社によると、静脈認証は専用機器に手をかざしてもらうだけで、指紋より精度が高く、素早く照合できる特長がある。1年程度運用して課題を洗い出し、全国にサービスを広げたいとしている。

 市介護高齢課によると、支援が必要な認知症患者は市内に約1万人いる。市は2016年度から徘徊行動がみられる高齢者や家族に、位置情報を調べられる衛星利用測位システム(GPS)端末を貸し出し、昨年12月末までに約30件の利用があった。市はGPS端末を持たずに行方不明になった場合、静脈認証の技術が役立つとしている。

※詳しくは「上毛新聞」朝刊有料携帯サイト「上毛新聞ニュース」でご覧ください。