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群馬県のニュース

安保、地方創生で舌戦 衆院選群馬2区公開討論会 

更新日時:2017年10月8日(日) AM 06:00
 10日公示、22日投開票の衆院選に向けた群馬2区の公開討論会(伊勢崎青年会議所主催)が7日、群馬県伊勢崎市内のホールで開かれた。出馬を予定する自民党前職の井野俊郎氏(37)、希望の党公認で前職の石関貴史氏(45)、共産党新人の長谷田直之氏(61)が出席し、安全保障や地方創生、投票率低下といった政治課題について激しい舌戦を展開した。

◎日米同盟が基軸…井野氏
◎アジアにも軸足…石関氏
◎交付金減に問題…長谷田氏

 北朝鮮による核兵器とミサイル開発など緊迫する国際情勢について、井野氏は「日米同盟を基軸とし、韓国との連携、ロシア、中国への配慮も必要」と多国間での冷静な対処を訴えた。長谷田氏は米軍などの軍事演習が緊張を高めていると警告。「米国が核兵器を廃絶し、北朝鮮にも開発中止を求めるべきだ」とした。石関氏は「国連、米国との協調は大事」としつつも「米国一辺倒の姿勢を見直し、アジア諸国にも軸足を置くべきだ」と主張した。

 東京の一極集中是正と地方の活性化について、長谷田氏は政府の地方創生事業を評価する一方、「各自治体への国の交付金が削減されており、ここが大きな問題」と指摘した。石関氏は個人の見解とした上で「全国を10~12の地域に分け、課税や規制の権限を与えれば独自色が出る」と道州制導入を訴えた。井野氏は「地域の特色を生かそうと、政策で後押ししているのが地方創生。働きやすく、住みやすい環境をつくる」と強調した。

 若者の投票率低下について、石関氏は「政治やメディアについての学校教育が欠如している」、井野氏は「価値観が多様化し、政治や団体への興味が薄れている」、長谷田氏は「若者は政治を遠く感じ、孤立している」と原因を指摘した。

 会場は定員450人に対し、70人の来場にとどまり、若者の姿は少なかった。会議所の泉宏彰理事長は「広報がうまくいかず、来場者を集められなかった。来ていただいた方から、一人でも多くの人に伝えてほしい」と話した。

※詳しくは「上毛新聞」朝刊有料携帯サイト「上毛新聞ニュース」でご覧ください。

公開討論会で意見を交わす(左から)井野氏、長谷田氏、石関氏=伊勢崎市赤堀芸術文化プラザ