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群馬県のニュース

雌のアジアゾウ最年長 イズミちゃん安らかに 推定61歳 

更新日時:2017年4月6日(木) AM 06:00
 群馬県桐生市は5日、桐生が岡動物園で飼育していたアジアゾウ「イズミ」が4日に死んだと発表した。市によると、推定年齢は61歳11カ月でアジアゾウの雌では国内最年長だった。来園者や園関係者は、半世紀以上にわたり市民に愛された動物園のアイドルとの別れを悲しんだ。

◎1964年に桐生へ 動物園のアイドル
 イズミは3日まで元気だったが、飼育員が4日午前8時40分にゾウ舎の中で横たわっているのを発見。懸命に介抱したが、午後4時すぎに息を引き取った。

 イズミは1955年にタイで生まれ、57年に来日。64年4月22日、9歳のときに同園に入園した。好物はリンゴだった。

 ゾウ舎前の通路には献花台が設置され、来園者がタンポポやサクラの花を供えていた。突然の死に驚き立ち尽くす人もいた。

 斎藤隆浩園長は「みんなで見守ってきただけに悲しい」と話した。約28年間、飼育担当だった斉藤弘さん(50)は「長い付き合いだったのでショック。2、3年たつと懐いてくれた。互いに分かり合えるようになった時はうれしかった」と振り返った。

 近くのたちばな保育園の園長、村野光信さん(72)は「年間予定表に『4月22日、イズミちゃん誕生日』と書いていた。園児も楽しみにしていた」と言葉少な。イズミを取り上げた新聞記事を切り抜いていたという、前橋女子高2年の鈴木麻優里さん(桐生市)は「気持ちの整理がつかない。最近会いに行けなくて、行こうと思っていたところだった」と涙を流した。

※詳しくは「上毛新聞」朝刊有料携帯サイト「上毛新聞ニュース」でご覧ください。

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子どもに人気だったイズミ=2015年4月撮影

 

ゾウ舎前に設けられた献花台に花を送る来園者