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群馬県のニュース

亡き息子の後輩と美谷島さん御巣鷹登山 冥福祈りシャボン玉 

更新日時:2017年7月23日(日) AM 11:00
 1985年に発生した日航ジャンボ機墜落事故で次男の健君=当時(9)=を亡くした美谷島邦子さん(70)と、健君が当時通っていた東京都大田区立東調布第三小の児童ら約50人が22日、事故現場となった「御巣鷹の尾根」(群馬県上野村楢原)に慰霊登山した。昇魂之碑や健君の墓標などに足を運び、犠牲者の冥福と社会の安全を祈った。

 慰霊登山は、遺族でつくる8・12連絡会事務局長の美谷島さんらが昨年立ち上げた「いのちを織る会」が主催した。

 参加者は準備体操で体をほぐすと、無理せずゆっくり歩くといった注意点を確認。急な勾配が続く登山道では「頑張れ」と声を掛け合いながら歩き続け、昇魂之碑の前で一人一人が手を合わせ、520人の犠牲者を悼んだ。

 健君の墓標にも訪れ、冥福を祈った。天国でも元気に遊んでほしいと願い、お菓子のあめを供えた横島妃依さん(6年)は「山を登りながら、事故についてもっと知って命の大切さに気付きたいと思った」と話した。

 健君の当時の同級生も慰霊登山に参加した。昨年も尾根を訪れたという龍野右紀さん(40)は「今年も来ることができたよ。これからもよろしくね」と墓標の前で手を合わせた。

 下山前には、参加者が昇魂之碑の前で童謡「シャボン玉」を歌いながら、シャボン玉を飛ばした。美谷島さんは「この山で感じたものを大切に、命を伝えていく役目を担ってほしい」と訴えた。

※詳しくは「上毛新聞」朝刊有料携帯サイト「上毛新聞ニュース」でご覧ください。

子どもと一緒にシャボン玉を飛ばす美谷島さん(中央)