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群馬県のニュース

好評過ぎて困った 桐生の岩野さんの焙煎豆店 通販転換 

更新日時:2017年8月29日(火) AM 06:00
 発達障害の一つ、アスペルガー症候群と向き合いながら自家焙煎ばいせんしたコーヒー豆を販売している群馬県桐生市小曽根町の岩野響さん(15)が店舗での販売を9月以降、やめることが28日分かった。全国から客が殺到し、店舗周辺で交通渋滞が頻発するため。10月から通信販売を始める。

◎5000人以上来店 駐車スペースなく「手に取りやすい環境を」
 岩野さんは4月に「HORIZON LABO(ホライズン・ラボ)」を自宅近くで開店し、毎月1~7日にコーヒー豆を販売していた。岩野さんの優れた味覚と嗅覚で選ばれ、焙煎された豆に多くの人が魅了され、4~8月に計5000人以上が来店した。

 交通渋滞が発生するのは、店舗周辺に十分な駐車スペースがないため。寝る間を惜しんで焙煎した豆はすぐに売り切れる状況で、来店しても豆を買えずに帰る人もいた。父の開人さん(39)や母の久美子さん(37)が解決策を探ったが見つからず、店舗を閉鎖し通信販売に切り替えることを決めた。久美子さんは「通信販売で皆さんが手に取りやすい環境を整えたい」と話している。

 店舗を活用して予約制の「コーヒーを楽しむ会」を開くことを検討している。岩野さんは「今後も自分にしかできないことを探し、コーヒーを通して人との縁を紡ぎたい」と話している。

 岩野さんの豆は、渋谷ヒカリエ(東京)で10月9日まで開催中の企画展の会場で購入できるほか、カフェレストランニルス(同市梅田町)で岩野さんの豆を使ったホットコーヒーを飲める。通信販売の詳細は今後詰める。

※詳しくは「上毛新聞」朝刊有料携帯サイト「上毛新聞ニュース」でご覧ください。

「使ったことがない豆を使ったり、新たな焙煎の方法を考えたい」と話す岩野さん