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群馬県のニュース

ポテサラ以外でO157、新たに5人 前橋の店舗営業停止 

更新日時:2017年8月31日(木) AM 06:00
 群馬県と埼玉県の総菜店で購入したポテトサラダを食べた人が腸管出血性大腸菌O157に感染した問題で、前橋市保健所は30日、原因の一つが「でりしゃす六供店」(同市六供町)で販売された総菜だったと断定し、六供店を9月1日まで3日間の営業停止処分にした。ポテトサラダ以外の総菜を食べた5人が感染したことを明らかにした。客が使うトングが複数の料理で使い回されるなど衛生管理が不徹底で、食中毒が起こりやすい状態だったと指摘した。

◎市保健所 「衛生管理に不備」
 市によると、六供店の総菜が原因の患者は1~84歳の群馬県内の男女9人で、11日に購入したポテトサラダやコールスロー、マリネなどを食べていた。このうち高崎市の1歳男児と前橋市の60代と80代の女性2人が入院している。3人とも快方に向かっている。

 市の調査で従業員の便や調理器具から菌は検出されなかったが、患者が共通して食べたのは六供店の総菜だけで、患者同士の接触もないことなどから総菜が原因と結論付けた。

 サラダ類は下処理された状態で店に納入され、皿に盛りつけて量り売りしていた。客が必要な分を取るトングが複数の料理で使い回せる状態だったことが調査で判明。店に衛生管理のマニュアルはなく、包丁やまな板を食材によって使い分けていなかった。店にあった消毒剤の使用期限は2012年だったという。

 市は店を運営するフレッシュコーポレーション(群馬県太田市)に衛生管理の徹底を指示した。上毛新聞の取材に対し、同社は「大変ご迷惑とご心配をお掛けしている。厳粛に受け止め、でりしゃす全店を自主休業して現場改善に向けて取り組んでいる」とコメントした。9月7日をめどに営業を再開する予定という。

 群馬県内では伊勢崎市の系列店で買ったポテトサラダを食べた90代女性もO157で入院しているが、県は食中毒と断定していない。一連の問題で、「でりしゃす籠原店」(埼玉県熊谷市)も営業停止処分を受けた。感染者数は群馬県内の店舗、埼玉県の店舗とも10人となった。

※詳しくは「上毛新聞」朝刊有料携帯サイト「上毛新聞ニュース」でご覧ください。

営業停止処分を受けた「でりしゃす六供店」=30日、前橋市六供町