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群馬県のニュース

あすからJR吾妻線 2駅を無人化 利用者から不満の声 

更新日時:2017年3月31日(金) AM 06:00
 JR吾妻線(渋川―大前間)の群馬原町と万座・鹿沢口の両駅が1日から無人化されることが30日、JR東日本高崎支社への取材で分かった。吾妻線沿線18駅のうち、14駅が無人駅になる。吾妻高や原町赤十字病院に最寄りの群馬原町駅は券売機が新設されるが短距離切符しか買えず、Suica(スイカ)などに対応する改札機もない。利用者からは「不便になる」「何かあったらどうしたらいいのか」と不満の声が上がっている。

◎券売機は短距離用、Suica非対応…
 同支社によると、昨年度の1日平均の乗車数は群馬原町が488人、万座・鹿沢口が205人で、記録が残る2000年度の3、4割程度。無人化は「駅の利用状況などを総合的に判断した」(同支社)という。

 無人化に伴い、群馬原町には券売機が新設されるが、駅から100キロまでの片道普通乗車券しか買えないタイプ。スイカなどに対応する改札機がある万座・鹿沢口は、山手線圏内までの往復乗車券が購入可能な券売機を導入する。

 群馬原町駅を利用している主婦(49)=東吾妻町=は「ダイヤ改正で特急が止まらなくなり、都内までの乗車券を駅で買えなくなる。不便で仕方がない」と顔をしかめる。来月から渋川市内の高校に通う男子生徒(15)は「電車通学が始まるタイミングの出来事で驚いた。何かあったときはどうしたらいいのか」と不安そうに話した。

 万座温泉に吾妻線で毎年訪れるという山本俊行さん(54)=東京都大田区=は、「乗り継ぎが分からないときは駅員に尋ねることもあった。無人化で不便になったら温泉に足を運びにくくなる」と話していた。

 同支社は「駅の利用状況を見ながら、設備の増強など対応を検討したい」としている。正規の料金を支払わない「不正乗車」対策として、車掌が車内で乗車券を確認するという。

◎住民、観光へ影響懸念
 地元自治体は、無人化で住民の利便性が損なわれたり、観光への悪影響が出ることを懸念している。

 東吾妻町は、吾妻高の生徒や原町赤十字病院の利用者が不便を感じないよう、“有人駅”を維持する考えだ。長野原町の川原湯区が町の補助金を使って、無人化された川原湯温泉駅にJR元職員を配置している状況を踏まえ、「JRにOBの紹介を働き掛けたい」としている。

 万座・鹿沢口駅を抱える嬬恋村は、村民や観光客に与える影響を調査し、対策を検討するという。

※詳しくは「上毛新聞」朝刊有料携帯サイト「上毛新聞ニュース」でご覧ください。

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