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群馬県のニュース

守れ高崎グルメ「絶メシ」 情報サイトで市が発信 

更新日時:2017年9月27日(水) AM 06:00
 店主の高齢化や後継者不足による老舗の閉店が相次ぐ中、群馬県高崎市は26日、市民に長年愛されてきた飲食店を紹介するインターネットのグルメ情報サイト「絶メシリスト」を27日から公開すると発表した。「絶メシ」には「絶やすな」と「絶品」の二つの意味を込めている。地域に根差した店舗に光を当てることで絶メシを守り、高崎の魅力として発信する。

◎「絶品」「絶やすな」まず14店
 公開初日は焼きまんじゅうの「茶々」や「オリタ」、焼き肉の「山木屋」、定食の「一二三食堂」など14店を掲載する。年度内に40店まで増やすことを目指す。

 市民らの情報を基に、プロのグルメライターでつくる調査隊が店を訪れ、(1)家族または少人数の個人経営(2)昭和の空気を感じさせる歴史がある(3)この店でしか味わえない絶品料理、雰囲気がある(4)市民に愛されている(5)インターネットに情報が少ない-といった基準で「絶メシ」認定した。

 サイトは取材に訪れたライターと店主の会話形式で、味へのこだわりや店主の人柄、店の歴史などを紹介する。後継者募集や人気メニューの作り方、情報投稿のページも設ける。今後は寄せられた情報を生かしながら、掲載店を増やしていく。

 サイトをPRするため、掲載店の店主を起用したポスターを13種類製作し、JR高崎駅構内に掲示する。

 市内では近年、肉みそラーメンが看板メニューの「東竜」(通町)、昔ながらの焼きそばが人気だった「もりや食堂」(新田町)など、地域で愛された店の閉店が相次いだ。市外でも数十年の歴史を持つ店の休止、閉店が後を絶たない。

 富岡賢治市長は、後継者や若い働き手の不足は地方に共通する社会課題だと指摘し、「絶メシリストの取り組みは高崎市だけでなく、あらゆる地方でローカルが持つ『食の魅力』を将来につなげる仕組みに発展できる可能性を秘めている」と期待する。食欲の秋に向け、「高崎に足を運び、絶メシを楽しんで」と呼び掛けた。

「絶メシリスト」のサイトはこちら

※詳しくは「上毛新聞」朝刊有料携帯サイト「上毛新聞ニュース」でご覧ください。