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群馬県のニュース

桐生第一は初日に滋賀学園と激突 センバツ抽選会 

更新日時:2016年3月12日(土) AM 06:00
【近畿準V校に「対策を練る」…福田監督】
 11日に開かれた第88回選抜高校野球大会の組み合わせ抽選会で、群馬県の桐生第一は大会初日の第3試合で滋賀学園との対戦が決まった。投打のバランスがいいチーム同士の一戦で、福田治男監督は「実力は同等か相手の方が上」と警戒。近畿大会準Vで初の選抜切符をつかんだ新鋭に、伝統校の桐一がどう立ち向かうか。初戦から目が離せない展開になりそうだ。

 抽選は同じ地区の出場校同士は少なくとも準々決勝まで、同じ県から出場する青森、福井などの2校が決勝まで対戦しないように振り分けた。出場校最多の近畿地区と北海道を合わせた8校を皮切りに、順番に各主将がくじを引いた。

 9番目に登場した桐生第一の高田修平主将はくじを左手に持ち、マイクに向かって「桐生第一高校、5番です」と発表。1番目にくじを引いた滋賀学園の左隣に札が掛けられ、最初の対戦カードが決まった。

 初戦が遅いと2回戦から連戦になるため、前半を狙っていたという。だが、初日は想定していなかったようで、「引いた時は『うわっ』と思った」。さらに滋賀学園の今谷真一郎主将とは前日宿舎で同部屋だったことを明かし、「当たりたくなかったが、やると決まったからには勝ちたい」と闘志を燃やした。

 福田監督は「初日はできれば避けたかったが、相手も条件は同じ。乗り越えられれば次戦までゆっくり調整できるとプラスに捉えたい」と話し、滋賀学園については「イメージは沸かないが近畿大会準優勝。強いということで間違いない。力むとろくなことがないので、マイペースで対策を練りたい」と冷静だった。

 地区ごとに抽選が進み、明徳義塾(高知)―龍谷大平安(京都)、秀岳館(熊本)―花咲徳栄(埼玉)など好カードが次々と決定。釜石(岩手)―小豆島(香川)の21世紀枠対決が決まると、会場から歓声が上がった。

 桐一ナインは週末に県内で練習試合を行い、14日に大阪入りする。

【実戦を想定しグラウンドで汗…桐一ナイン】
 大阪入りした高田主将を除く桐一ナインは11日、午後5時ごろから3時間ほど、みどり市の野球部グラウンドで汗を流した。フリー打撃やノック、バント練習といったいつも通りのメニューをこなし、実戦へのイメージを膨らませた。

 滋賀学園は大型主砲の馬越大地をはじめ、主力の4割打者3人が打線をけん引する。近畿大会では準決勝で龍谷大平安(京都)にコールド勝ち。決勝は1点差で大阪桐蔭(大阪)に敗れたが、プロ注目の150キロ左腕、高山優希から11安打を放った。

 エース右腕の神村月光は下級生とは思えない安定感が光る。140キロ超えの速球に、縦横のスライダーなど変化球も多彩。同大会の全4試合計39回を1人で投げ抜き5失点と心身ともにタフなのもやっかいだ。

 投打にレベルの高いチームが相手となるが、桐一のエース内池翔は「相手は初出場で勢いがある。緩急を使ってチャレンジャー精神をはね返したい」。巧打の左打者、追川恵太も「(好右腕との)対戦が今から楽しみ。バットでチームを引っ張りたい」と9日後に迫った初戦をにらんだ。


 【滋賀学園】 春は初出場。滋賀3位から近畿大会で準優勝と躍進した。最速144キロ右腕、神村と後藤の2年生バッテリーが試合をつくる。神村は近畿大会4試合を1人で投げ抜き、準々決勝の報徳学園(兵庫)戦は延長14回を6安打完封した。打線は長打力ある馬越をはじめ、どこからでも点を取れる。

※詳しくは「上毛新聞」朝刊有料携帯サイト「上毛新聞ニュース」でご覧ください。

健闘を誓って握手を交わす桐生第一の高田主将(左)と滋賀学園の今谷主将=大阪・毎日新聞大阪本社