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群馬県のニュース

ザスパ ホーム開幕戦で完勝 4-0で岐阜破る 

更新日時:2016年2月29日(月) AM 06:00
 28日のJ2開幕戦で、ホームに岐阜を迎えたザスパクサツ群馬は、初戦の硬さもなくピッチで躍動。前半12分に主将の先制点で勢いに乗り、セカンドボールの奪い合いを制して主導権を握った。4得点での勝利は2013年4月以来。守備も堅く、相手に決定機をつくらせなかった。

◎新加入躍動 巧妙な連係で4発
 3分の2が替わり、どんなチームなのか。期待と不安が交錯していたサポーターの多くは強さに驚いただろう。2011年11月以来、勝利がない岐阜を圧倒。服部浩紀監督は「キャンプから積み上げてきたものを出せた」と話し、岐阜のラモス瑠偉監督も「昨季よりはるかに強い」と実力通りの結果と認めた。

 先発11人のうち8人が新加入と思えない巧妙な連係が光った。攻撃では相手の背後を狙って長短のパスを供給し、守備は前線からボールを奪いにいって、誰かが競った後に他の選手が必ずカバーした。常に声を掛け合い、各選手が迷いなく自分の役割に徹した。

 立ち上がりから、球際の競り合いと運動量で上回り、試合を優位に進めていた前半12分、右CKをDF坪内秀介主将が頭で合わせて先制。同34分のPKはMF常盤聡が「ヴェルディで同じチームだったのでGKの特徴を分かっていた」と冷静に決めて得意の宙返りを披露した。

 後半に入ると岐阜は攻撃の人数を増やしたが、MF松下裕樹やCB川岸祐輔が気迫あふれる守備で主導権を渡さない。後半15分、自陣左サイドからのスローインを常盤がキープし、FW小牟田洋佑が守備の間を抜け出したMF高橋駿太にパス。高橋のクロスに、中央へ走り込んだMF瀬川祐輔が左足を合わせた。好連係を象徴する3点目だった。

 昨季チームの4割の得点を稼いだ江坂任の背番号26を継ぐ瀬川の勢いは止まらない。試合終了7分前には敵陣中央で小牟田からのパスを受けると、ドリブルで相手を振り切って4点目。Jデビュー戦で2得点1アシストの大卒ルーキーは「前半の得点機を決められる選手にならないと。2得点は運がよかった。出来過ぎです」と照れ笑いした。

 始動日から1カ月半。選手たちは新加入組、残留組に関係なくコミュニケーションを積極的に図ってきた。練習試合では2―0からミスで同点にされることもあったが、この日はきっちりと勝ちきった。坪内主将は「シーズンは課題と修正の繰り返し。このチームならできる」と断言。悲願のJ1昇格へ、期待が膨らむ最高の船出だ。(佐藤秀樹)

※詳しくは「上毛新聞」朝刊有料携帯サイト「上毛新聞ニュース」でご覧ください。

ザスパクサツ群馬-FC岐阜 開幕戦を白星で飾り、喜ぶザスパイレブン=正田醤油スタジアム群馬

 

後半15分、ザスパのMF瀬川が左足で決め、3点目

 

前半34分、2点目となるPKを決め、ゴールパフォーマンスするMF常盤