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群馬県のニュース

特殊詐欺が倍増ペース 群馬県警認知 今年91件1億7300万円 

更新日時:2017年4月22日(土) AM 06:00
 群馬県警が今年に入って認知した特殊詐欺被害(未遂含む)は20日時点で前年同期比2.2倍の91件で、被害総額は1700万円増の約1億7300万円に上ることが21日、分かった。半数以上がおれおれ詐欺で、キャッシュカードをだまし取る新手の手口も目立つ。県警は同日、お年寄りを中心に県民への注意喚起を強化した。

 被害件数は、比較可能な2011年以降で2番目に多かった昨年を大幅に上回っている。最近はデパートの社員や警察官らを装い、「あなた名義のクレジットカードを使って女が時計を買いに来た」などとうその電話をかけ、キャッシュカードをだまし取る手口が見受けられる。

 こうした状況を受け、県警は同日、県民に電話で注意を呼び掛ける「NO! 詐欺コールセンター」の本年度の運用を開始した。式典で神尾雅敬生活安全部長は「被害に歯止めをかけるため、使命感を持って取り組んでほしい」と訓示した。センターは平日8人、休日4人の態勢で、県内全域の家庭に電話をかけ、家人に注意を呼び掛ける。

 昨年度は電話をかけた約51万4000件のうち17万4380件が家人とつながった。4件はだまされている最中で被害防止に直結した。544件は「電話のおかげで被害に遭わずに済んだ」と回答したという。

 1人暮らしで外出の機会が少ないお年寄りなどの被害防止を目的に製作した、A5サイズのビラ3万枚も同日完成。各署の警察官が高齢者宅を巡回する際に配布する。印象に残りやすいようにシンプルな構成にした。

 県警が16年に特殊詐欺被害に遭った89人に聞き取り調査をしたところ、85%が65歳以上の高齢者で、83%は「自分はだまされないと思っていた」と答えた。認知度は振り込め詐欺100%、おれおれ詐欺94%に対し、還付金詐欺は47%にとどまった。

※詳しくは「上毛新聞」朝刊有料携帯サイト「上毛新聞ニュース」でご覧ください。

 

一般家庭に注意喚起の電話をかけるコールセンター

 

県警が3万枚作ったビラ