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群馬県のニュース

群大、桐生に新拠点 次世代車の技術結集 

更新日時:2016年12月2日(金) AM 11:00
 次世代自動車に力を入れるため、群馬大は1日、学内の研究や教育を一元的に担う「次世代モビリティ(乗り物)社会実装研究センター」を、桐生市天神町の桐生キャンパスに開設したと発表した。自動運転や電気自動車(EV)など最先端の研究成果を統合し、実用化につなげる。次世代自動車は大手自動車メーカーや研究機関が激しくしのぎを削る分野だが、センターに英知を結集して研究、指導をしやすくし、群馬発の技術革新を目指す。

 同大では10月から、理工学府の小木津武樹助教が中心となり、桐生市内の公道で自動運転車の実証実験を行い、地域や路線を限定した運行を目指している。

 センターには「技術開発部」と「教育研究部」を設け、同大大学院である理工学府、社会情報学研究科、医学系研究科と、教育学部の教員が所属。センター長には、理工学府電子情報理工学科の太田直哉教授が就いた。

 技術開発部は、自動運転のための画像認識技術やEVの製造と安全走行技術、軽量金属やカーボンといった材料の製造加工技術などを研究する。

 教育研究部は、次世代自動車に関する技術を、教員が学生や社会人に教える。2017年度中に学習内容を整え、18年度は学生がカリキュラムの一つとして履修できるようにする。

 一方、太田市に生産拠点を持つ富士重工業は、今後10年間に自動運転を実用化する計画で、20年には高速道路を自動で走れる機能を装備させる方針。EVやハイブリッド車も市場投入する。

 県は10月に開いた産学官連携の次世代産業振興戦略会議(議長・大沢正明知事)で「自動運転車関連技術開発推進プロジェクト」を始動した。富士重の次世代自動車の研究に県内中小企業が参画できるよう、コーディネーターの配置やセミナー開催などを進めている。

 センターについて、板橋英之・群馬大学長特別補佐は「各教員は一つ一つの研究を突き詰めており、センターがその成果を組み合わせることで新たな価値が生まれ、実用化が近づく」と意義を説明している。

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