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《準決勝》健大高崎 猛追撃振り切る 桐生第一に7―4 

更新日時:2017年10月17日(火) AM 12:50
  ▽準決勝(桐生)
 健大高崎
  100 000 030 003―7
  000 000 004 000―4
 桐生第一
 (延長十二回)
 ▽本塁打 伊藤(桐)
 ▽二塁打 吉田、大柿(健)大沢(桐)


 健大高崎は初回に大越の犠飛で先制。八回は古屋、山下の連打や敵失などで3点を追加するも、九回に追い付かれて延長戦へ。継投の藤原が無失点でしのいで迎えた十二回、田口が犠飛で勝負を決めた。

 桐生第一は九回に金田の適時打で1点を返し、伊藤の3ランで同点としたが、その後の逸機が痛かった。

◎経験と機動力 ここぞの強さ…健大高崎
 鈍い打球音が続いた投手戦が一転、八回以降は快音が響く打撃戦に。ライバル対決は、やはり簡単に終わらない。直接対決9連敗中とあって執念で追い上げる桐生第一を健大高崎がかわせたのは、これまでの経験と機動力あってのことだ。

 2度のサヨナラのピンチを乗り越え、迎えた延長十二回、先頭は4番高山遼太郎。生方啓介ヘッドコーチは「ここで決めるしかないと思った」。凡退なら次回は下位から始まる。高山も同じことを考えた。

 「初球は変化球」とみた読みが外れ、追い込まれても動じない。「前のチームから使ってもらっている。夏の悔しさだってある」。春にプレーした甲子園を思えば緊張のうちには入らない。落ち着いて好球を狙い、三遊間を破った。

 続いて同じく甲子園経験者の大越弘太郎。1球目の送りバントのサインが、2球目でバスターに変わったが「準備できていた」。内野の位置を確認し、前進守備の頭を越した。

 送りバントと犠牲フライで勝ち越すと、好走で突き放した。大柿廉太郎主将、藤原寛大の連続適時打はともにシングルヒットで、大越、大柿が二塁から生還。1年夏から主力の主将は「練習の成果を出せた」と胸を張った。

 桐一の驚異的な粘りを振り切り、センバツの挑戦権を得た。重みを知る青柳博文監督は「群馬のために出場権を取りたい」。まずは脱“シルバーコレクター”、7季ぶりの王座奪還に挑む。(椛沢基史)

◎九回1死同点3ラン…桐生第一・伊藤
 3点を追う九回1死一、二塁、桐生第一の伊藤一晟が起死回生の一発を放った。「後ろにいいバッターがいるので、つなぐつもりだった」という信頼の一振りが、同点弾につながった。

 それまで3度の打席は無安打。直前は併殺でチャンスをつぶし、挽回を期した打席だった。力が入りそうなところで福田治男監督が「力むな」とかけた一言も効いた。

 誰もが知る名門だが、前チームは公式戦わずか1勝。惜しくも関東には届かなかったが、福田監督は「自信を取り戻すきっかけになった」と4強入りの手応えを語った。伊藤も「ここ一番で打てる打者に」とさらなる成長を誓った。

※詳しくは「上毛新聞」朝刊有料携帯サイト「上毛新聞ニュース」でご覧ください。

健大高崎-桐生第一 延長12回表健大2死二塁、大柿の中前打で大越がかえり6点目=桐生

 

健大高崎―桐生第一 9回裏桐一1死一、二塁、3点本塁打を放ちダイヤモンドを回る伊藤

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