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桐生第一が頂点 高校野球1年生強化試合「若駒杯」 

更新日時:2017年6月16日(金) PM 09:49
 高校野球の1年生強化試合、第29回若駒杯(群馬県高校野球連盟主催、上毛新聞社後援)の決勝トーナメントは14日、桐生第一グラウンド(みどり市・桐生大構内)で準決勝と決勝を行い、桐生第一が8年ぶり7度目の頂点に立った。決勝は準決勝で前橋商を零封した桐生第一と、過去3度優勝の前橋育英を4―3で下した高崎商大附が対戦。15安打を放った桐生第一が11―3と大勝した。高商大附は初の準優勝となった。

 ▽決勝(桐生第一高野球場)
桐生第一
 402 104 0―11
 100 000 2―3
高崎商大附

【桐】杉山、沢田―久保田
【高】堀野、前島、小林、遠藤―小西
▽本塁打 内田(桐)
▽二塁打 山口、久保田(桐)岩下(高)

 桐生第一は15安打と打線が爆発した。初回は久保田と杉山の適時打などで一挙4点。六回も先頭内田の右越え本塁打を含む4安打で突き放し、計11得点を奪った。先発杉山は七回途中まで5安打1失点だった。

 高崎商大附は初回に1点返し、七回は岩下の2点適時二塁打で食らい付いたが、反撃もそこまでだった。

◎期待に応えた猛打…決勝・桐生第一
 「長かった」。昨年まで決勝トーナメント6年連続出場にもかかわらず、優勝に手が届かなかった桐生第一。試合後に安堵あんどの表情を浮かべた今泉壮介監督は、入部当初から選手に優勝するぞと言い聞かせてきた。決勝のナインの猛攻は、その思いに応えるようにすさまじかった。

 15安打の打線に火を付けたのが初回2死一塁、4番石原優大のランエンドヒットだ。3打数無安打の準決勝は「4番なのにノーヒットだったので絶対打ちたかった」。前の試合の反省からボールを前でたたく意識を徹底。内角高めの直球を中前に運び、スタートを切っていた一走は一気に三塁へ達した。

 主砲が期待に応えれば、ナインが勢いづかないわけがない。その後も3安打で早々に流れを呼び込んだ。 四回は右越え二塁打で出塁した先頭山口真永が走塁で見せる。続く内田泰成の打球は捕手前のゴロだったが、捕手が捕球して一塁に送球した後、ホームベースが空いていることに気付いた。「相手がすぐには戻れないと思い、隙を突いて滑り込んだ」。抜け目なく先の塁を狙う積極性で追加点をもたらした。

 六回には内田の本塁打などで畳み掛け、気が付けば8点差の快勝だった。選手は優勝に向け毎日500スイングを繰り返したという。指揮官は「一番大切なのはここから。1年生だからやるべきことがたくさんある」と、優勝を自信に今後の成長を期待した。(中里圭秀)

◎初の準優勝に大きな手応え…高崎商大附
 決勝で敗れはしたものの、高崎商大附は2度目の決勝トーナメント出場で初めて準優勝となった。準決勝では前橋育英を下し、斎藤力也監督は「実力以上のものが出た。初の準優勝で1年生がもっと伸びてくれれば」と大きな手応えを感じていた。

 これまでは甲子園出場を掲げても、どこか現実味が薄かったという。しかし、この日の結果は「本気で目指す」に足る成果だった。前橋育英戦で先発し被安打5、自責点1と好投した遠藤浩斗は「今後、もっと体を大きくして内面も鍛えていきたい」とさらなる成長を誓った。

 ▽準決勝(桐生第一高野球場)
前橋育英
 002 010 0―3
 100 000 3x―4
高崎商大附

【前】梶塚―大竹
【高】遠藤―小西
▽二塁打 山本(前)

 高崎商大附は初回、岩下の内野安打を足場に小西の適時打で先制。2点を追う七回は、2四死球に敵失、遠藤の犠飛や山本の適時打でサヨナラ勝ちした。先発遠藤は5安打で完投。

 前橋育英は三回、2安打と敵失で逆転。五回は森脇の適時打で加点したが、踏ん張れなかった。

前橋商
 000 000 0―0
 001 002 ×―3
桐生第一

【前】佐藤、井上―田村
【桐】本木―久保田
▽二塁打 友野、久保田、野代(桐)

 桐生第一は三回、四球に友野の右前打、暴投で先制。六回は久保田の右越え二塁打、工藤と野代の連続適時打で2点を加えた。先発本木は被安打2の好投で、前橋商打線を零封した。

 前橋商は初回、3四球で満塁としたが決定打が出ず。安打は田村と橋本の2本のみだった。

※詳しくは「上毛新聞」朝刊有料携帯サイト「上毛新聞ニュース」でご覧ください。

桐生第一―高崎商大附 4回表桐一無死二塁、内田の内野ゴロで山口が一挙に本塁を突き7点目   8年ぶり7度目の優勝を決め喜ぶ桐生第一ナイン=桐生第一グラウンド

 

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