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《準決勝》関学附 粘って延長制す 藤岡中央に5―4 

更新日時:2017年10月1日(日) AM 01:11
  ▽準決勝(桐生)
 藤岡中央
  001 000 030 00―4
  000 000 040 01x―5
  関学附
 (延長十一回)
 ▽三塁打 鈴木(藤)
 ▽二塁打 杉本(藤)来須、柴田(関)


 関学附が終盤粘り、延長戦を制した。八回2死一、二塁から来須、柴田、貝原の3連打で4点差を追い付き、十一回に岡本がサヨナラ適時打を放った。継投の2番手柴田は九回以降を無失点に抑えた。

 藤岡中央は三回に先制。八回は永尾、鈴木、門馬の連打で3点を加えたが、リードを守れなかった。

◎逆転呼んだ強気の振り…関学附
 三振を恐れない強気なスイングで逆転劇を呼び込んだ。関学附は七回まで15三振ながら、全員が球数を投げさせて相手エースに重圧をかけた。4番来須悠人は「序盤は三振もボテゴロもオーケー。後半勝負を意識してやってきた」。4点差に広げられた直後の八回、仕掛けがかみ合った。

 2死一、二塁で来須の打球が左中間を割り、2点を返した。それまで3打席凡退でも受け身にならず、今大会初の長打につなげた。続く柴田海斗と貝原優の連打で同点。羽鳥達郎監督は「(直前の)3失点は苦しかったが、相手にも隙が生まれる。うちは開き直って力を発揮できた」と、ナインの勝負強さにうなずいた。

 攻める姿勢は延長戦でも崩さない。指揮官は「アウト一つがもったいない」と十一回、1死一塁で送らず強攻を指示した。長島真我の左前打などで満塁とし、打席には1番岡本京志郎。ここで「自分のプレーをできなければ後悔する」と、無理してつくった笑顔で心の弱さをねじ伏せた。「緊張が和らいだ」。狙った外角直球は中前に抜けた。

 我慢強く戦ったのは投手も同じ。八回2死三塁のピンチで登板した柴田は「自分が抑えれば打線が機能してくれる」と最小限の失点で切り抜け、言葉通りの結果を引き寄せた。

 八回は失策が失点につながる苦しい展開だったが、勝ち越すイメージはできていた。接戦をくぐり抜け、たくましさを増したナインだからこそ可能にした勝利だった。(中里圭秀)

◎藤岡中央・門馬 熱闘20Kも実らず
 前身の藤岡時代も含め、24年ぶりに秋4強に名乗りを上げた藤岡中央は、原動力となった門馬亮が延長戦を1人で投げ抜いた。最速143キロと、関学附ナインが「目の前で消える」と舌を巻いた落ちるスライダーで、3イニングにまたがり6者連続を含め20奪三振を記録した。

 終始相手を圧倒し、八回に4点リードと点差を広げたが、これで「気が抜けてしまった」(門馬)。直後に連打を浴びて追い付かれ、もつれた激戦でサヨナラ打を許した。

 170球を超える熱投で自責点ゼロは文句なしの好投。それでも本人は「この結果は満足できない」。春の150キロ超え、夏の甲子園初出場を目標に、厳しい冬を過ごす覚悟を口にした。

※詳しくは「上毛新聞」朝刊有料携帯サイト「上毛新聞ニュース」でご覧ください。

藤岡中央-関学附 延長11回裏関学附1死満塁、サヨナラ打を放った岡本(8)を笑顔で迎える関学附ナイン

 

10回1/3を投げ関学附打線から20三振を奪った藤岡中央の門馬=桐生

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