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三山春秋

2017/08/24【三山春秋】 愛媛県を中心に9月に開幕する「えひめ国体」の出場権を懸けた…

 
 ▼愛媛県を中心に9月に開幕する「えひめ国体」の出場権を懸けた第72回国体関東ブロック大会が県内各地で行われている。今週末も競技が予定され、本戦出場を目指して1都7県の精鋭がぶつかる

 ▼国体は1946年、京都を中心とした京阪神地区で第1回大会が開かれた。持ち回りとなり、本県では1983年に「あかぎ国体」が実施された。2028年に再び本県で開催される

 ▼「選手だけでなく、観戦に訪れる地域の人たちがスポーツの良さに触れる機会となる」。あかぎ国体で本県の旗手を務め、成年男子ソフトボールの投手として優勝に貢献した三宅豊氏(日本ソフトボール協会副会長)は国体の意義を強調する

 ▼ただ、選手強化や指導者の育成は一朝一夕には成就しない。県内各運動施設改修なども必要で、市町村から「早い段階に(施設整備などの)計画を示して」といった要望が聞かれる

 ▼34年前の競技者や役員の一部は県内にとどまり、指導者や競技団体などの中心的役割を担っている。再び活気ある大会にするため、こうした人たちの思いを引き継ぎ、大きく生かしたい

 ▼あかぎ国体で成年男子サッカーに出場した県高体連の坂田和文会長は、県外から補強する時代は終わり「群馬出身の選手で優勝を目指してほしい。高体連も重要な役割を担っている」と話す。先達の言葉は重く響く。