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三山春秋

2017/05/01【三山春秋】 虹の色に境目はない。赤から紫まで、段々と変化していく。日本人には当たり前の虹の7色…

 
 ▼虹の色に境目はない。赤から紫まで、段々と変化していく。日本人には当たり前の虹の7色は国や民族によって5色、4色、2色などさまざまに言い表される

 ▼季節の数え方も同じだ。日々の寒暖は少しずつ変わる。春夏秋冬は、温帯地域の人間社会が四季に区切ってそう呼んでいるに過ぎない

 ▼実際、日本の気象について梅雨と秋雨の時季を含む六季に整理する考え方がある。群馬県なら、春とは名ばかりのからっ風が吹き荒れる頃、別の季節名があってもいい

 ▼県庁、市役所や多くの企業で、きょう1日からクールビズが始まる。連休気分に紛れて人知れずというわけではなかろうが、つい先日まで寒々としていたのに何という気の早さかと思ってしまう

 ▼温暖化の影響で夏、冬の二季に向かっているといわれる。全国最高気温が慣れっこになった群馬県は、なおさらそんな感覚だろう。環境省の提唱では5~9月がクールビズ、11~3月がウォームビズとされ、ほどほどの気候は谷間のように短い

 ▼これからの時季、ポケットにネクタイを入れて出掛けたり、事前に服装をしめし合わせてみたり、ちょっとした気遣いも増える。夏色、冬色に二極化しても、言葉のように線引きしきれないところが人間社会の妙だ。ファッションセンスはともかく、マナーと清潔感は大切にしたい夏の装いである。