文字サイズを変更する
小
中
大
 

三山春秋

2017/09/06【三山春秋】 小学生向けに県が配布する冊子「ぐんまのバス 列車 のりもの のり方ガイドブック」を見た。…

 
 ▼小学生向けに県が配布する冊子「ぐんまのバス 列車 のりもの のり方ガイドブック」を見た。路線バスに乗る時は〈入り口で整理券をとろう〉と説明し、運賃はバスの前方にある表示板の写真とともに〈整理券の番号が5番だから5番をみよう〉とある

 ▼40年ほど前の小学生の頃、桐生の祖父母宅によくバスで連れていってもらった。整理券はなじみの存在だったし、いくつかのバス停を過ぎると変わる表示板を見たり、降車時にボタンを競って押したりするのも楽しかった

 ▼県内を走る路線バスの輸送人員は1967年の1億5261人がピーク。2015年は15分の1の1030万人に減少した。小学生にガイドブックが必要なのもうなずける

 ▼さて、大人はどうか。公共交通の在り方に関する小中高校の教員を対象にした講義が今夏、高崎経済大であった。教員免許更新に関わる講習の一環で大島登志彦教授が指導した

 ▼学内に駐車したバス車内での講義もあり、21人の教員が乗車券を持って乗り込み、講義に耳を傾けた。大半が乗車券を手に取るのは「久しぶり」。筆者も同様だ

 ▼大島教授はバスの再生策に話が及ぶ中で「おもしろいバス」と口にした。乗って良かったと思える特典でも、車窓からの風景でもいいという。幼いころバスに乗った時のワクワク感にも通じるような気がした。