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三山春秋

2017/08/19【三山春秋】 聖地巡礼と聞くと、宗教的な意味よりも、アニメや漫画の舞台となった土地を訪ねる行為を…

 
 ▼聖地巡礼と聞くと、宗教的な意味よりも、アニメや漫画の舞台となった土地を訪ねる行為を思い浮かべることが多くなった。隣の埼玉は県を挙げて聖地巡礼観光を売り込む。群馬県にも漫画「頭文字(イニシャル)D」の舞台になった上毛三山をはじめ、ファンには大切な聖地がたくさんある

 ▼群馬県は自動車競技・ラリーの関係者からも聖地と呼ばれる。有力選手を輩出し、群馬大会を制した選手が全日本選手権の年間王者になることが多かったからという

 ▼市販車に近い外観の車両で林道や雪道、一般公道を走るラリーの人気は根強い。渋川市で6日、俳優の哀川翔さんらが出場して開かれた「トヨタ・ガズー・レーシング・ラリーチャレンジ・イン渋川」は約1万人が観戦した

 ▼前日に「世界の新井とラリーの聖地巡礼体感」と題した同乗体験イベントが行われた。世界ラリー選手権(WRC)で活躍した伊勢崎市出身のドライバー、新井敏弘さんの助手席で十数人が“異次元”の走りを味わった

 ▼「モータースポーツ発祥の地」浅間サーキットがある嬬恋村は、地域振興でラリーの誘致に力を入れる。今年は全日本ラリー選手権の全9戦中2戦が同村のコースで開かれた

 ▼ファンの声援が地域を輝かせる。若者に自動車の魅力を伝えたいメーカーの思いも絡み、県内のラリー熱はさらに高まりそうだ。