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三山春秋

2017/02/22【三山春秋】 昨年の暮れ、日記帳を買い求めに文具店を訪れた際、驚いたことがある。…

 
 ▼昨年の暮れ、日記帳を買い求めに文具店を訪れた際、驚いたことがある。猫の写真やイラストを取り入れた手帳類や猫をあしらったカレンダーがたくさん並んでいたからだ

 ▼拙宅でも1匹飼っている。とはいっても、猫に飼われているという意識は感じられない。鳴き声に応じて餌や水を用意してくれる、都合のいい居場所ぐらいにしか思っていないらしい

 ▼猫ブームだという。愛くるしい表情が好まれるのか。しなやかこの上ない肢体が魅了するのか。人にこびない故なのか。ネコノミクス(猫による経済効果)なる言葉まで生まれ、2015年の効果を2兆円超とはじき出した学者もいる

 ▼ペットとして飼われる犬の数に猫の数が追いつきつつある。ペットフード協会によると、飼い猫は15年調査で987万匹。飼い犬は992万匹。減少傾向の犬に対して、猫はほぼ横ばい。犬は散歩などに手間がかかることから、ブームの背景に人間の高齢化もあるようだ

 ▼きょうは「ニャン」「ニャン」「ニャン」の鳴き声にちなんで制定された「猫の日」。1987年の制定から30年経過する中、だいぶ浸透してきた感がある

 ▼その猫も感染症対策の進展や餌の改善で人間同様、長寿化が進む。ストーブの前で心身ともに弛緩しかんしきった寝姿に、みとるまでの長い付き合いと覚悟を迫られる。

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