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三山春秋

2017/04/30【三山春秋】 およそ10年ぶりに再会した彼は、紺色のスーツに身を包み背筋を伸ばし、話しかけてくる人…

 
 ▼およそ10年ぶりに再会した彼は、紺色のスーツに身を包み背筋を伸ばし、話しかけてくる人たちの言葉に耳を傾け、はっきりと丁寧な口調で応対していた

▼今春、県内の企業に就職し、新たな環境でさらなる成長を誓うアスリートの一人、スピードスケート長距離の土屋良輔選手(嬬恋高―専修大出身)の目はキラキラ輝いていた

 ▼その視線の先にあるのは、来年2月に開幕する平昌ピョンチャン冬季五輪。前回のソチ大会では代表選考会で結果を出せず、代表入りに届かず悔しい思いをしている。次回はその雪辱を果たすとともに、世界と勝負する機会となる

 ▼「(平昌)五輪に出てメダルを狙いたい」。会話の中で、彼の掲げる当面の目標は明確だった。そのために「上半身と下半身の筋肉をバランスよく鍛え上げること」と、身体的な課題も十分認識している

 ▼小学3年からスケートを始め、高校3年時には初のワールドカップ(W杯)日本代表に選ばれるなど、世界を転戦。昨季はW杯で男子団体追い抜き優勝、男子1万メートルの日本記録更新といった結果を残した

 ▼日本スケート連盟の2017年度ナショナルオールラウンド強化選手(中長距離)にも名を連ねた。五輪シーズンとなる今季。「(自分の)日本記録をさらに更新していかなければ 世界では戦えない」。12月の選考会を見据える表情は頼もしかった。

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