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三山春秋

2017/03/08【三山春秋】 太田市藪塚地区特産の「藪塚こだま西瓜」の出荷が始まった。今月1日に東京・大田…

 
 ▼太田市藪塚地区特産の「藪塚こだま西瓜すいか」の出荷が始まった。今月1日に東京・大田市場で付けた初値は4個入り、5個入りの物で1箱、最高3万円だったという

 ▼昨年初荷の最高値は2万円。同市場の初出荷に合わせ、試食宣伝会に出向いたJA職員が弾む声で「大成功」と大きく値を上げたことを教えてくれた

 ▼5年ほど前から仕掛けている「藪塚」の地域名を前面に打ち出すブランド戦略が奏功した形だ。統一シールを作り、栽培講習会で品質も向上、安定させた。「藪塚のスイカが食べたい」と産地を選んで購入するリピーターを増やした

 ▼さらに今シーズンからは交配や検査の様子、果肉の色などのカラー画像を随時、メールや無料通話アプリを使って市場関係者に直接送付。今作の出来への信頼感、期待感を高めていた

 ▼「バブルの時でもいかなかった」(JA職員)という3万円の高値まで順風に乗ってたどり着いたわけではない。2014年2月の大雪でビニールハウスの半数以上が倒壊。生産者の一部はスイカ栽培を断念し、50人近くから38人まで減った

 ▼布団を重ねるように3枚、4枚とビニールを多重被覆するスイカ栽培。費用も労力もかかる中で、復活の支えとなったのは消費者がスイカを食べた時の喜ぶ顔だったことだろう。初物が食べたくなった。小売店をのぞいてみよう。

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