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三山春秋

2017/07/03【三山春秋】 「富岡製糸場と絹産業遺産群」の世界遺産登録から3年となった先月、みなかみエコパークが…

 
 ▼「富岡製糸場と絹産業遺産群」の世界遺産登録から3年となった先月、みなかみエコパークが登録され、草津温泉の湯畑が県内8件目の国名勝に答申された。うれしいニュースだが、世界・全国レベルの“お墨付き”が増えて覚えきれない

 ▼ノートに書きだして整理すると、世界遺産などのほかに日本遺産の「かかあ天下-ぐんまの絹物語」(桐生市、甘楽町、中之条町、片品村の計12文化財)がある

 ▼高崎市の長野堰(せき)用水は世界かんがい施設遺産として名高い。国際基準に基づくラムサール条約湿地は尾瀬、渡良瀬遊水地、芳ケ平湿地群(中之条町、草津町)の3カ所、地質学的な価値のある日本ジオパークは浅間山北麓(嬬恋村、長野原町)と下仁田が認定された

 ▼列挙した中では尾瀬の2005年認定が最も古く、ここ5年で一気に増えた。次の話題は上野三碑の「世界の記憶」登録が関心を集める

 ▼「ものから心の時代へ」とは、いかにも月並みな言い方だが、産業が大きな消費を掘り起こすのは難しく、地域の資源を生かした物語消費のトレンドを映し出しているのだろう

 ▼都内研究機関の旅行市場調査によると、歴史・文化観光への関心は高齢者でなく20代が最も高いという。遺産などの名前は就職試験にも出てきそうな郷土の基礎知識だ。上毛かるたで鍛えた若者なら全問正解を望む。