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視点オピニオン21

防犯ボランティア 皆でつくる安心の街

県防犯協会専務理事 伝田弘二
 
 昨年11月、振り込め詐欺などをはじめとする特殊詐欺をテーマに掲載をスタートしました。今回で最後となりますが、各方面の方からいろいろなお言葉を頂きました。

 「正義感に燃えた若き日が思い起こされました。今夜は青パトの日です。心を込めてパトロールします」などと、警察OBからうれしいメッセージも届きました。

 さて、過日(6月11日)県、県警主催の「県民防犯の日記念イベント」が高崎イオンモールで開催されました。防犯功労の5団体が表彰され、県警音楽隊の演奏と超速戦士G―FIVEによる特殊詐欺の寸劇が披露されました。

 県警音楽隊のコンサートでは、防犯ソング「笑顔の輝(ひか)る街に」を音楽隊員がデュエットして、会場の皆さんに防犯を呼びかけました。

 県内の犯罪情勢は、刑法犯認知件数が13年連続で減少する中、振り込め詐欺をはじめとする特殊詐欺は増加傾向が続いています。7月末現在、160件、被害額約3億3500万円となっており、被害の発生に歯止めがかからない状況です。

 そこで、県警が県防犯協会の防犯ソング「笑顔の輝る街に」をBGMにした振り込め詐欺防止の広報テープを作製しました。県警のパトカーや地域の青色パトカーが主にテープを流します。作製にあたっては、共愛学園高校に協力をいただき、女子高校生の声で被害防止を呼びかけるものになりました。この広報が多くの皆さんの耳に届き、振り込め詐欺に対する注意喚起が増して、被害が一件でも少なくなればと思います。

 犯罪の抑止には、各自治体、県警や防犯ボランティア団体が一体となって防犯活動に取り組むことが必要不可欠です。そのため、ボランティアの皆さんの活動には、大きな期待が寄せられています。

 現在、防犯ボランティア団体は、全国に4万8160団体、県内に858団体があります。

 ボランティアの皆さんは、町内でのあいさつ、声かけ運動、パトロール、通学路の立ち番活動などさまざまな活動を行っています。特に、防犯パトロールは、犯罪企画者に犯罪の機会を与えないことが目的ですが、防犯活動を積極的に行っていることをアピールすることで犯罪抑止につながっています。

 日々、県内の至る所で地域のボランティア活動が行われています。皆さんの活動に敬意を表すると共に、今後、ますますの活躍が期待されます。

 県防犯協会は、防犯ボランティア団体の最前線として、皆さんと共に「みんなでつくろう安心の街」を合言葉に防犯活動を推進しています。

 今後も、皆さんと一緒に防犯活動を推進し、家庭、地域、職場から防犯の輪が広がり、安全で安心な群馬県になればと思っています。



県防犯協会専務理事 伝田弘二 前橋市

 【略歴】渋川市出身。1974年に県警警察官拝命。桐生、長野原両署長、県警本部交通企画課長、鑑識科学センター長などを経て退職、2016年4月から現職。

2017/09/07掲載