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三山春秋

2017/02/21【三山春秋】 合唱や吹奏楽、演劇などで、前橋市の県民会館(ベイシア文化ホール)の舞台に…

 
 ▼合唱や吹奏楽、演劇などで、前橋市の県民会館(ベイシア文化ホール)の舞台に立ったことのある人は少なくないだろう。その経験が、飛躍の原点となった人もいるかもしれない

 ▼会館が完成したのは1971年。老朽化が目立ち、耐震化が必要となったため、県は改修を決め、新年度予算案に基本設計費など1億2740万円を計上。本格的な改修には2020年に着手する予定だ

 ▼改修には相当な額の費用がかかるが、税金を投じるからには、県民にとってより使いやすく、有用な施設であることが求められる。質の高い芸術文化に触れるだけではなく、芸術文化に関わる県民を育てたり、レベルアップに役立つ施設を目指してほしい

 ▼会館の利用者からこんな話を聞いたことがある。「音響・照明スタッフの対応が素晴らしかった」「要望に応えてもらえるだけでなく、アドバイスもありがたかった」

 ▼こうしたスタッフの姿勢や技術力を、他の文化施設のスタッフに伝授することもレベルアップにつながる。リハーサル室や会議室などを小規模な公演や練習場所として利用できるようにしてもいい

 ▼会館は芸術文化を支える道具の一つ。より豊かな芸術文化をつくるためには、会館にどんな役割を持たせ、どのように使うことが有効なのか。改修を始める前に、もう一度、考えてほしい。