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三山春秋

2017/02/20【三山春秋】 地方自治体の新年度予算編成が大詰めを迎え、県内はこれまでに県、8市と一部町村が予算案を内示した。…

 
 ▼地方自治体の新年度予算編成が大詰めを迎え、県内はこれまでに県、8市と一部町村が予算案を内示した。1年間の施策を網羅して、首長の説明はおのずと力が入る

 ▼乱暴な見方だが、この予算説明こそ、ものは言いようではないかと思っている。同じような予算も、たとえば重点施策に「福祉」を挙げるか「道路」を挙げるかで印象は一変する

 ▼「将来のため積極投資」という言い方も、「将来のため緊縮財政」という言い方もある。予算案は時に、数字よりも、説明や表現の仕方に自治体の思いが見て取れるものらしい

 ▼本紙記事の見出しが端的で分かりやすい。見出しは主に、首長が訴える重点施策から引用され、新年度予算案は「人口減に重点・ひきこもり解消・子育て重点・女性の就業後押し・新婚世帯の住居費補助・小中全校にエアコン」など、生活に直結する取り組みがのぞく

 ▼10年前の2007年度予算案は「景気浸透・中小企業支援・学校、道路整備に重点・(合併後の)地域振興」といった見出しが並んだ。当時の大まかな政策展開から、生活に届くメッセージへ確実にさま変わりした▼住民に寄り添う、温かい動きだと思う。だが、重点施策への「予算の選択と集中」を言いながら、八方美人になって配分をまるめてしまうのもお役所の悪い癖だ。言行一致。合格点は、まず着実に実行してからだ。

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