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三山春秋

2017/08/23【三山春秋】 お盆のころ、妻の実家で留守番をしていたら、近所の人からナスを…

 
 ▼お盆のころ、妻の実家で留守番をしていたら、近所の人からナスをいただいた。「お裾分け」と言うが、スーパーの袋がパンパンになるほど大量だ。5、6本分けてもらい、持ち帰った

 ▼張りのある実と艶やかな色が食欲をそそる。早速煮浸しにしてみた。といっても、インターネットを参考にした簡単レシピ。フライパンで炒め、市販の麺つゆに浸しただけだが、味がしみ込み、うまい。何より新鮮だからだろう

 ▼本県が出荷量全国一(2016年)の夏秋ナスは収穫の最盛期を迎えている。前橋市の農産物直売所をのぞくと、棚いっぱいに並び、「5本入り60円」もあってお手頃だ。ただ、ここへきて県農政部の職員から心配な話を聞いた

 ▼日照不足で「生育が軟弱気味」となり、病気も懸念されるという。梅雨明け前までの好天で潤沢な収量があったが、お盆前後から傷みのある物が目につき、出荷できないナスも出てきているらしい

 ▼きょう23日は処暑。暑さが落ち着く時期の意味だが、今年はどうもしっくりこない。「日照、平年の3~5割」(18日付本紙)の通り、猛烈な暑さを感じる日が少なかったからか

 ▼秋に向け、ナスは身が締まり、うまみが増すとされる。処暑といわず、もう少し夏の「お天道様」に活躍してほしい。簡単レシピを探しながら秋のナスを待つことにしよう。