県産食材を食べよう!
今月はイチゴ
おいしい元気

朝のフルーツで エネルギー補給

朝のフルーツは一日の活動のエネルギー補給に役立つといわれている。特に今が旬のイチゴは、ビタミンCや葉酸、食物繊維(ペクチン)などのほか、食べてからのエネルギー変換が早いブドウ糖や果糖を含んでおり、活力補給や疲労回復などの即効性に富んでいる。本県のオリジナル品種「やよいひめ」を使ったレシピを紹介する。

やよいひめのポワソン・ダブリル

材料(1人分)
冷凍パイ生地シート1枚、やよいひめ7個、クレーム・ディプロマット(カスタードクリーム+ホイップクリーム)65g、ナパージュ(つや出し)適宜、チョコ適宜
作り方
  1. 冷凍パイ生地シートを魚の形にカット(中心に円ができるようにカット)する。飾り用に魚のひれの形もカットする
  2. パイ生地の中心に重しを置き、180度で約30分間ひれと一緒に焼く
  3. 焼き上がったら重しを取り、中心にクレーム・ディプロマットを詰める
  4. イチゴを縦半分にカットして③に飾り、ナパージュを塗る
  5. ホワイトチョコを円形にしたものに、チョコで目玉を作って乗せ、ひれの形のパイを飾る。

※詳しいレシピは「ぐんまアグリネット」で検索
「ポワソン・ダブリル」のレシピは、県が人気パティシエの鎧塚俊彦さん(東京都)に、やよいひめを使った商品開発を依頼して生まれたコラボ企画のスイーツ。ぜひチャレンジして、鎧塚シェフ考案の味を楽しんでいただきたい。

フルーツサラダ

エネルギー 81kcal
たんぱく質 4.2g
脂質 2.3g
塩分相当量 1.6g
材料(1人分)
イチゴ4個、ミニトマト3個、玉ネギ10g、ベビーリーフ20g、カテージチーズ20g、塩1.4g、オリーブオイル大さじ1、レモン汁小さじ1、砂糖少々
作り方
  1. イチゴ、トマトは4等分。玉ネギはみじん切りにする
  2. 調味料を混ぜ合わせ、材料と和える
メモ
  • カブやグレープフルーツと合わせるのもよい

ロールサンド

エネルギー 212kcal
たんぱく質 6.4g
脂質 7.3g
塩分相当量 0.8g
材料(1人分)
イチゴ4個、食パン(サンドイッチ用)2枚、クリームチーズ大さじ1、シロップ小さじ半分
作り方
  1. クリームチーズとシロップを混ぜ、パンに塗る
  2. 切ったイチゴを乗せ、巻いてラップで包む
メモ
  • 簡単な朝食として、具材を乗せトーストにしてもOK。牛乳と卵でフレンチトーストにし、イチゴソースをたっぷりかけるのもおすすめ

食事は主食・主菜・副菜をそろえましょう

県の品評会で金賞

県産食材
イチゴ栽培 高崎市
金井 繁正さん(39)

高崎市街地から榛名方面へ向かう県道沿いに、完成間近のコテージ風のしゃれた建物が立っている。隣接する駐車場の奥には「金井いちご園」の仮設の直売所があり、早朝に摘み採ったばかりの新鮮なイチゴを求めて、顧客が次々と車でやって来る。

販売しているのは主に本県の育成品種「やよいひめ」。大きい粒と上品な鮮紅色が特長で、甘みと酸味のバランスがよく人気がある。「栽培に携わる者にとって、お客さんの『おいしい』の一言が一番の励みになります」と金井さん。近く完成する加工場付きの新たな直売所では、「イチゴを使った加工品の販売を充実させたい」と夢を広げる。

▼真っ赤に熟れたイチゴの実を摘み取る金井さん

脱サラでチャレンジ

金井さんがイチゴ栽培に取り組み始めたのは12年前。IT関連の会社を辞めて就農した脱サラ組だ。兼業農家の長男に生まれたが、それまで農業には全く興味がなかった。

しかし、前橋でイチゴ農家を営む妻の実佳さん(39)の叔父に触発された。当時50歳だった彼のエネルギッシュに働く姿を見て、「自分もあんな50歳を迎えたいと思いました」と振り返る。叔父の元に弟子入りして、栽培から販売までイチゴ作りのあらゆるノウハウを吸収した。

栽培用のハウスは3棟あり、延べ面積は4000㎡を超える。昨年夏に完成した1棟は観光農園用のハウスで、他の2棟の栽培品種が「やよいひめ」一色なのに対して、「さちのか」「紅ほっぺ」「とちおとめ」など8品種を栽培している。

金井さんが作るイチゴのおいしさの秘密は、土作りにある。できる限り有機肥料を使い、土中の微生物を活性化。また、米ぬかを大量に投入して、発酵熱を利用することで、農薬の使用も極力抑えるように努めており、甘さや酸味にうまみも加えられるよう、独自に工夫を凝らしている。

環境制御システム導入

▲観光用のイチゴは高設土耕で栽培している

収穫は12月初めに始まり、6月半ばまで続く。その後は土作りと苗作りに専念し、育苗ハウスで3万5000本の苗を管理し、次のシーズンに備える。一年中休む間もないが、15人のパートの手を借りて乗り切っている。

特に栽培中は、外気温に左右されず安定した収穫ができるように、最先端技術の環境制御システムを導入。ハウス内の温度や湿度、光合成のための二酸化炭素濃度を数値化して調整しており、省力化にも役立っている。

こうした努力が実り、今年の県いちご品評会・県育成品種の部で「やよいひめ」が金賞(知事賞)を受賞し、その他品種の部でも「さちのか」が金賞に輝いた。今年オープンした観光農園ハウスのイチゴ狩りで、それらをたっぷり味わえる。