適切な食事を助言

管理栄養士 茂木 裕美さん

茂木裕美さん(30)は公立富岡総合病院(富岡市富岡)で管理栄養士として働いている。医師、看護師、薬剤師、臨床検査技師、理学療法士らと共に医療チームの一員として、病気の治療や再発防止、生活習慣病の予防を目標に患者一人一人の病状に合わせた栄養管理に取り組んでいる。病院食の献立作成をはじめ、患者の食生活を聞き取りながら栄養相談に乗り、医療スタッフと情報を共有しつつ、適切な食事の取り方を助言する毎日だ。

食生活は十人十色。共感しながら話を聞き、個人に合わせた食事を一緒に考えて助言している茂木さん

個人に合わせた栄養指導

歯科医の家で育ったため、幼い頃から医療に関わる仕事をしたかった。数多い職種の中からこの仕事を選んだのは高校生のとき。食べることや料理に興味があり、管理栄養士の資格取得を目指して大学の栄養学科に進んだ。

あれもこれも制限するように指示されるのではないかと不安を感じる人が多いため、世間話を交え普段の食生活について気軽に話せる雰囲気づくりを心掛ける。食品や食事の正しい情報を伝えながら、個々の生活に合わせた実践可能な食事療法を提案。実物大の食品模型を見せて具体的な量を理解してもらえるように努めている。食欲がなく栄養不良になってしまった入院患者から好物を聞き出して献立に加えたり、主食のごはんをおかゆやパン、麺類に置き換えて目先を変えたり、少しでも食べられるように工夫を重ねる。

野菜たっぷり長寿への一歩

入院患者から「考えてもらった献立がおいしかった」、食事療法を自宅で実践し、検査数値などが改善した人から「今も注意を守っているよ、ありがとう」と声を掛けられることもある。この道に進んで良かったと思う瞬間だ。

毎日を健やかに生きるためには、一日3食、規則正しく食べることが基本。特に毎食「主食+主菜+副菜」をバランス良く、塩分は控えてだしなどでうまみを利かせ、野菜をたっぷり食べることが長寿への一歩とアドバイスする。