コロナ下は愛情弁当で 子ども食堂「こだまちゃん」 (太田市)

子ども食堂「こだまちゃん」の開店準備をする吉野さんら

太田市大原町の子ども食堂「こだまちゃん」は、コロナ禍で食堂が開けない中、1年にわたって持ち帰り弁当を配り、子どもたちの支援を続けている。

◎新鮮野菜で家庭料理の味

食堂は、茶房を営んでいた吉野芳郎さんが3年前に開設した。元民生委員らでつくる「きさら会」の会員8人と毎月1回開いている。
大学生もボランティアで協力するなど順調だったが、昨年、新型コロナウイルスの流行を受けて、4月から持ち帰り方式に切り替えた。
弁当は、毎月30個ほど用意している。地元や近隣の農家から届いた新鮮野菜を使う。心のこもった家庭料理の味が好評で、1時間ほどで売り切れるという。

愛情のこもった手作り弁当

会場は吉野さんの自宅で、この日は吉野さんとボランティアの男性2人が設営した。
2月のメニューは、子どもに人気の唐揚げをメインに、カレー風味のシーフードピラフや、シューマイ、ソーセージ、ホウレンソウのごまあえなども入れた。ニンジンは苦手な子どももいるだろうと、甘く煮込んだグラッセにして添えた。

この日は、手作りのクッキーや、フードバンクから提供された菓子類も並べた。利用する母親は「いつもおいしいと、子どもも楽しみにしています」と喜んでいた。

住民が手作りしたクッキーも並んだ

取り組みに感銘を受けて昨年入会した中田加代子さん(69)は、買い出しなどを手伝い、少しでも早く食堂が再開できるよう願っていた。
 吉野さんは「これまで歩んできた福祉畑の延長。人生のお返しをしたい」と、今後も継続したい考えだ。
 場所は藪塚本町南小の西側。開催は毎月第2土曜日の午前11時から。問い合わせは吉野さん(☎0277・78・8718)へ。

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