武智 洋一郎
県薬剤師会長

薬局を“身近な存在”に

超高齢社会の中で「ポリファーマシー(多剤併用)」が問題になっています。高齢になると複数の医療機関に通院する人が増えますが、代謝や排せつ能力が低下しているので薬の種類が増えると副作用や相互作用が出やすくなるためです。一般には5剤以下が望まれます。一方、飲み残しや飲み忘れにより冷蔵庫などに放置されている「残薬」は年間500億円と試算されます。

これらの問題を解決するため、県薬剤師会は「残薬バッグ」の配布を始めました。自宅にある処方薬をバッグに入れて薬局に持参すると、薬剤師がチェックして「まだ使える薬か」「効能の重なっている薬はないか」など対処する取り組みです。県内には約800件の薬局、本会には1290人の会員がいます。今後、時間をかけて普及させる考えです。

会長を拝命して3年目、昨年6月の総会で役員改正が行われ新体制になりました。適正な倫理観に基づき、新たな気持ちで責務を全うしたいと思います。禁煙活動、望まない喫煙(受動喫煙)の健康被害について積極的に広報し、医師会など県内5師会で協定を結ぶ災害派遣チームの一員として支援体制を確立します。また、一般法人から公益法人への移行も目指しています。

2025年までに「かかりつけ薬剤師」を持つことを目標に掲げています。薬に縁のない人はいません。体調や病気に関することも一緒に相談していただければと思います。患者さんから選ばれる薬局、薬剤師であるためにも会員一同、自己研さんに励みます。

一般社団法人 群馬県薬剤師会

企業団体情報

法人名 一般社団法人 群馬県薬剤師会
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群馬県前橋市西片貝町5-18-36
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