手塚 加津子氏
昭和電気鋳鋼社長

独自技術で世界に貢献
当社が作る鋳鋼とは
祖父が高崎市で創業し80年以上になりますが、お客さまのニーズに合わせて重さ1キロから4トンまで、一個ものも量産品も作っており、生産量で国内10位に入っています。他社では困難とされるものに技術と設備で取り組み、トレーラーの運転席と荷台をつなぐ「カップラーベース」など、国内では当社でしか製造していないものもあります。
高度化するニーズに対応し、昨年はNC切削加工機を導入して加工事業部を新設。同時にデジタル化を進め、工程でブラックボックスだった部分を見える化するとともに、技能伝承に役立てて、お客さまに最高品質の製品をより早く届けられるよう努めています。
東京で主婦をしていた私は父の死に伴って入社、2007年に社長に就任しました。解決策を考え、失敗を恐れず行動する社員を育てるため、行動規範に掲げたのが「気づく、考える、行動する」の3Kです。近年は意欲ある女性社員も増え、男性ばかりだった職場の空気も大きく変わったと感じています。
メード・イン・ジャパンの機械は世界で信頼され、ものづくりは日本に豊かさをもたらしました。私たちは世界で求められる確かな部品を供給し続け、群馬の皆さまの豊かさと幸せに貢献したいと思っています。