おいしい食事で幸せに

提案型給食サービスを始めて、10期目の節目を迎えました。高齢者施設をはじめ、大学の寮、工事現場の宿舎などに毎月10万食以上を提供しています。「３６５日おいしい食事」をコンセプトに、毎日食べても飽きない家庭料理のような味を心掛けています。

お客さまの厨房（ちゅうぼう）で調理するケースのほか、伊勢崎市内の当社セントラルキッチンで調理したものを配送しています。現在は朝・昼・晩の食事をその都度作って配送していますが、３６５日続けるのは簡単ではありません。従業員の負担軽減に加え、新型コロナウイルス対策として、今年は「クックチル」を試験的に導入する予定です。これは、調理した料理を急速冷却して冷凍保存し、食べる時に電子レンジなどで再加熱するものです。状況を見て本格的な工場を建設し、ゆくゆくは病院関係にも提供したいと考えています。

事業の根底にあるのは「おいしい食事で人を幸せにしたい」という思いです。施設入所者にとって、「一番の楽しみは食事だ」という声をよく聞きます。また、おいしい料理は人を笑顔にします。桐生市内の施設で「こども食堂」を実施してきましたが、昨年はコロナ禍で中止しました。今年は可能であれば再開したいと思います。

パンは全てセントラルキッチンで焼いており、要望に応じて誕生日やクリスマスなどに手作りケーキを提供しています。お客さまのニーズに応えるとともに、働き方改革にも取り組み、社員が入社して良かったと思える会社を目指します。